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2000 Fiscal Year Annual Research Report

BH_4合成に関与する新たなカルボニル還元酵素と異型フェニルケトン尿症との関連

Research Project

Project/Area Number 12670785
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

飯野 煕彦  日本大学, 文理学部, 教授 (50059937)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新宅 治夫  大阪市立大学, 医学部, 助教授 (00206319)
Keywordsテトラヒドロビオプテリン / BH_4生合成系 / 異型フェニルケトン尿症 / カルボニル還元酵素 / セピアプテリン還元酵素
Research Abstract

BH4合成の遺伝的欠損によって引き起こされる異型フェニルケトン尿症は、従来のフェニルケトン尿症より、悪性な神経障害をもたらす遺伝病である。
BH4合成は、GTPより3種の酵素反応を経て合成されるが、3種の酵素のうちSPR欠損の患者は、現在までまだ一人も見つかっていない。
我々は、カイコ脂肪体よりSPRの代わりにBH4を合成する新たなカルボニル還元酵素を発見した(CRIおよびCRII)。
この2種の酵素と異型フェニルケトン尿症との関連を検索するために、両酵素のクローニングを開始した。本年度の研究により、2種のCRのうちCRIIの精製に成功し、N末端より30残基のアミノ酸配列を明らかにした。
また、この配列を元にDNAプライマーを作成し、CRII遺伝子のクローニングのための有用と思われるプローブを作成した。次年度はこのプローブを用いて、カイコのDNAライブラリーから、完全長のCRII遺伝子をクローニングする計画である。
さらに、クローニングされたCRII遺伝子を用いて、異型フェニルケトン尿症患者の中で、SPR欠損患者が見つからない理由として、本酵素によるBH4合成系が、ヒトに存在することを明らかにする計画である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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