2001 Fiscal Year Annual Research Report
表皮毛嚢ユニットにおけるメラノサイト遊走の制御機構と白斑・白毛の色素再生機序
Project/Area Number |
12670821
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Research Institution | KOBE UNIVERSITY |
Principal Investigator |
堀川 達弥 神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (00173633)
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Keywords | 白斑 / メラノサイト / 細胞遊走 / 治療 / 紫外線 / Dok-1 / 毛嚢 / tyrosinase |
Research Abstract |
臨床的にはNarrowband UVB照射により白斑病巣より毛嚢一致性の色素再生が起こることより、白斑の治療において毛嚢のメラノサイトの活性化が重要であることを報告した(第52回日本皮膚科学会中部支部総会、京都、2001、11月3-4日、in preparation)。白斑患者の治療における紫外線ステロイド、健常皮膚移植その他の療法についてのevidence based medicineの立場からreviewを行い、汎発型ではnarrowband UVBが最も有効であり、限局型ではステロイドが最も効果があることを示した(EBM皮膚科、真鍋求、宮地良樹編、文光堂、東京、p259-265,2001)。このように白斑に有効であるnarrowband UVBのメラノサイト活性化についてはケラチノサイトからのGM-CSF産生が関与していることを見い出した(第101回日本皮膚科学会総会報告予定)。またドッキング蛋白の一つであるDok-1が色素細胞の遊走および細胞の接着と伸展に重要な役割を担っていること、またこのカスケードにはrasが関与するがfocal adhesion kinaseは関係がないことをin vitroで明らかにした(Mol Cell Biol,21:5437,2001)。一方、器官培養をした毛包ではDOPA陽性のメラノサイトが出現すること、およびtyrosinaseのmRNAが検出できるようになることを確認した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Hosooka T, et al.: "Inhibition of the motility and growth of B16F10 mouse melanoma cells by dominant negative mutant Dok-1"Mol Cell Biol. 21. 5437-5446 (2001)
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[Publications] 堀川 達弥: "EBM皮膚科 真鍋求編 桑常性白斑"文光堂. 259-265(275) (2001)