2001 Fiscal Year Annual Research Report
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12670842
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| Research Institution | Nihon University |
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Principal Investigator |
鈴木 啓之 日本大学, 医学部, 教授 (40059473)
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| Keywords | 皮膚 / 神経原性角化異常症 / メルケル細胞 |
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| Research Abstract |
平成13年度は、毛包間上皮性良性腫瘍、毛包系腫瘍、脂腺母斑、毛芽腫などを中心に、メルケル細胞ならびに神経線維のこれら腫瘍へのかかわりを検討した。ルチンにはヘマトキシリン・エオジン染色、メラニン染色などを行った。メルケル細胞の検出・同定にはサイトケラチン20モノクローナル抗体を、神経線維の観察にはPGP9.5モノクローナル抗体をそれぞれ用いて免疫組織化学的に検討した。サイトケラチン20によるメルケル細胞の観察には、発色に際しニッケルを用いた方法が優れていた。検索の結果は、脂腺母斑では、正常表皮に比して2〜5倍のメルケル細胞が存在することがわかった。現在は増生しているメルケル細胞を電子顕微鏡で観察する方向に研究を進めている。いずれにせよ毛包あるいは脂腺への分化を示す腫瘍(母斑)において、メルケル細胞の増生が見られたこと、その一方で外毛根鞘性の腫瘍や嚢腫ではメルケル細胞細胞の増生が認められなかったこと、などは本研究を進める上で大きな収穫であった。次年度さらに鋭意本研究を進めて行きたい。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 鈴木啓之: "微細構造から見た皮膚腫瘍"細胞. 33(13). 498 (2001)
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[Publications] 鈴木啓之: "皮膚神経系の腫瘍"細胞. 33(13). 519-522 (2001)
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[Publications] C.Matsumoto, H.Suzuki, et al: "Vesicular prurigo pigmentosa cured by minocycline"Eur J Acad Dermatol Venereol. 15. 354-356 (2001)
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[Publications] E.Ikeda, H.Suzuki, et al: "Phagocytized apototic cells in subcutaneous Panniculitis-like T-cell lymphoma"Eur J Acad Dermatol Venereol. 15. 159-162 (2001)
