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2000 Fiscal Year Annual Research Report

腕時計型線量計によるIVR術者の被ばく線量モニタリングの開発

Research Project

Project/Area Number 12670888
Research Institution大分医科大学

Principal Investigator

脇坂 昌紀  大分医科大学, 医学部, 講師 (00210873)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堀 雄三  大分医科大学, 医学部, 助手 (70295187)
山田 康成  大分医科大学, 医学部, 助手 (60244183)
松本 俊郎  大分医科大学, 医学部, 助教授 (80219500)
Keywords腕時計型線量計 / IVR / 放射線被ばく
Research Abstract

腕時計型線量計試作品(以下線量計)を用いてIVR検査時の被ばく線量モニタリングへの有用性を検討した.方法:線量計を術者が手首に装着してIVR手技を行い,その使用感をアンケート方式で集計し,表示線量を記録した.線量計は防水機構を備えていないため消毒に問題があったが,手洗い後ガウン・手袋を着用した後手首に装着し,透明の清潔ラップで覆うことで簡易的な清潔状態とした.ラップは透明の清潔ラップを用い,線量計表示部の視認性に影響がないように工夫した.平行して行った線量計の基本特性試験より線量計の入射X線の角度による指向性に若干問題が考えられたので,着用試験ではTLDを線量計センサー部(手背)より1cm以内と手首部に装着し線量を測定し,線量計の表示値とTLDの測定値を対比することとした.今年度は血管系IVR10例,非血管系IVR16例,血管系非IVR検査8例に行った.血管系IVRはアンダーチューブ装置,非血管系IVRはオーバーチューブ装置を用いた.評価:検査時の装着感につき,手技への支障はないが表示部の液晶表示が暗く改善の余地があった.また,線量計本体はIVRで使用する場合消毒および清潔操作への対応が必須であり,構造の検討が必要であった.各種測定結果について十分な検討はまだ加えていないが,線量計表示部の数値とTLDによる線量との間には一定の傾向は認められないようであった.また,手背部と手首部のTLDの数値にも一定の傾向がはっきりせず,症例を増やしての検討が必要と考えられた.

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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