2001 Fiscal Year Annual Research Report
DPC4/Smad4遺伝子発現アデノウイルスベクターによる膵癌治療の試み
Project/Area Number |
12671202
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
小林 進 千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (50234828)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
落合 武徳 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80114255)
西郷 健一 千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (60323424)
白澤 浩 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (00216194)
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Keywords | 膵癌 / アデノウイルスベクター / DPC4 / Smad4 / 遺伝子治療 / 遺伝子発現 / コスミッド |
Research Abstract |
DPC4(Deleted in Pancreas Carcinoma,Locus4)遺伝子は1996年、ジョンズホプキンス大学S.E.Kern博士により、クローニングされたが、DPC4/Smad4,cDNA遺伝子(pDPC4-wt3,4.4kb)をS.E.Kern博士より提供を受け、E.Coliを用い,pBluescript II SK(+)phagemidの形で遺伝子を複製した。それをBamH1(Start codonより10塩基)EcoR1(Stop codonより18塩基)で切断しDPC4/Smad4 cDNA(1660bp)を回収しし、アデノウイルス発現ベクター作成用コスミッドDNAにDPC4/Smad4,cDNA遺伝子を、In-vitro Packageを用いて逆向きに組み込んだ。このコスミッドDNAをEco T22Iに切断された親アデノウイルスと293細胞にco-transfectし、組換えウイルスを分離しDPC4/Smad4発現アデノウイルスベクターを作製する作業を繰り返し行っているが、未だ完成に至っていない。次年度は、このベクターが完成されたならば、細胞培養系による検討(In vitro)としてDPC4/Smad4のhomozygous deletionが確認された膵癌培養細胞株;HS766T,Capan-1に対し、アデノウイルスベクターによりDPC4/Smad4遺伝子導入を行い、これよりmRNA、タンパクを抽出し、Northern,Western Blot Hybridizationを行い、実際にDPC4/Smad4のmRNA,タンパク発現が見られるか否かを検討したい。さらに、すでに作成済みのp16アデノウイルスベクターをこれら膵癌細胞にco-transfectすることにより、どの程度の細胞増殖抑制効果が得られるかを検討したい。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] S. Kobayashi, et al.: "p21^<WAF1/CIP1> messenger RNA expression in hepatitis B,C virus infected human hepatocellular carcinoma tissues"Cancer. 91. 2096-2103 (2001)
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[Publications] S. Kobayashi, et al.: "Prophylactic Excision of Gallbladder and Bile Duct for the Patients with Pancreaticobiliary Maljunction"Archives of Surgery. 136. 759-763 (2001)