2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12671453
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西山 友貴 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (70272581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花岡 一雄 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80010403)
角田 俊信 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (80187806)
玉井 久義 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (00272592)
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Keywords | 脊随 / 鎮痛 / ラット / GABA受容体 / グルタミン酸受容体 / アセチルコリン受容体 / セトロニン受容体 / α_2受容体 |
Research Abstract |
SDラットに髄腔内カテーテルを先端が腰部にくるように留置し、1週間後に実験を行った。 ミダゾラム、AP-5(NMDAantagonist)、YM872(AMPAantagonist)、ブピバカイン、エピバチジン(nicotinic acethylcholine agonist)、セロトニン、クロニジン(α_2 agonist)の各々の薬物各4投与量を髄腔内に投与した。Tail flick test、Formalin testを行った。各投与量各テスト8匹ずつのラットを用いた。各薬物とも両テストで投与量依存性の効果がみられた。ED_<50>はTail flick testで、ミダゾラム1.6μg、AP-5 5.5μg、YM872 1.0μg、ブピバカイン7.0μg、エピバチジン32.0ng、セロトニン35.4μg、クロニジン0.26μgえあった。Formalin testのphase1、phase2のED_<50>は、各々ミダゾラム1.3μg、1.2μg、AP-5 7.6μg、1.4μg、YM872 0.24μg、0.21μg、ブピバカイン 5.6μg、3.3μg、エピバチジン 37.4ng、26.8ng、セロトニン 5.6μg、3.3μg、クロニジン 0.12μg、0.13μgであった。 相互作用の検討では、まずミダゾラムとAP-5、あるいはYM872の混合投与でFormalin testを行った。ミダゾラムとAP-5の混合では、ミダゾラム、AP-5のED_<50>は、各々0.012μg、0.014μg(phase1)、0.27μg、0.32μg(phase2)、ミダゾラムとYM872の混合では、ミダゾラム、YM872のED_<50>は、各々0.09μg、0.015μg(phase1)、0.35μg、0.058μg(phase2)であった。Phase1、2ともにミダゾラムとAP-5あるいはYM872の間には相乗効果が認められた。
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Research Products
(1 results)