2000 Fiscal Year Annual Research Report
前立腺増殖とビタミンA(レチノール、ベータカロチン)の疫学的研究
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12671559
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
大西 哲郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (60138724)
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Keywords | 前立線肥大症 / 疫学的研究 / レチノール / ベータカロチン |
Research Abstract |
対象:2000年5月より神奈川県西部農村地域(伊勢原市、秦野市、愛川町、津久井町、城山町、清川村、大磯町、二宮町)および千葉県東部地域(安孫子氏市、沼南町)に在住の50歳以上の男性を対象に疫学的研究を行っている。 方法:1,食生活(肉類、魚介類、野菜類、米食)、嗜好品(タバコ、アルコール)の問診調査。 2,前立腺重量の算出 前立腺は経直腸的超音波断層像(TRUS)にて検査し、正常前立腺と前立腺肥大症に分類した。 3,IPSS、尿流量測定、残尿測定、内視鏡検査等による前立腺肥大症の判定。 4,ビタミンA(レチノール、ベータカロチン、レチノール結合蛋白)おとび総コレステロール、トリグリセリドの測定 5,今回の研究に際し、患者さんへの問診調査および検体採取にあたり、今回の研究趣旨を十分説明し、患者さんの同意を得た後に実施する。また他の目的で解析を行わないこと、結果に対する患者さんのプライバシーを厳守すること、研究に同意しない場合でも決して不利にならないことを説明、徹底する。 結果:1,現在までのところ約90例が登録されている。その中で前立腺肥大症は約10%弱で、今回の対象地域は前立腺肥大症の少ない地域と考えられる。 2,前立腺肥大症患者ではベータカロチンが高い傾向が得られている。 3,来年度以降さらに症例数を増やし、統計学的解析を行う予定である。
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