2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12671565
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
力石 辰也 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (80261303)
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Keywords | フルバスタチン / リンパ球混合培養 / 免疫抑制 |
Research Abstract |
ヒト末梢血リンパ球をIL2・PHA・アロリンパ球で刺激・培養し、フルバスタチン(FV)培養液中添加による3H-thymidineの取り込み(CPM)の抑制効果を検討した。<IL2>CPMは6942.7±912.2(2ng/ml),8493.7±1967.3(10ng/ml),6482±3126.7(50ng/ml),7976.3±2063.9(100ng/ml),3903±2591.4(150ng/ml)で有意な抑制はなかった。<PHA>CPMは26930±11448.6(0),31048.33±7619.4(2),25309.7±9573.4(10),31613±8745.9(50),23643.3±4605.2(100),14290.3±8405.4(150)で有意な抑制はなかった。<アロリンパ球刺激>反応細胞:ヒトA、刺激細胞:ヒトB(不活化)の組み合わせでは、9848.3±4580.3(FV=0),107640±3659.3(2),10898.7±888.3(10),7599.3±1084.7(50),5140.3±501.4(100),7257.7±3945.9(150)で、有意なMLRの抑制はなかったが、反応細胞B、刺激細胞A(不活化)の組み合わせではCPM値は、16202.2±2733.8(0),17952.3±5363.5(2),13898.3±3033.6(10),9169±3902.9(50),8170.3±2598.9(100),7981.3±2481.7(150)で、FV濃度が50ng/ml以上で有意な抑制が見られた。同様の検討をヒトC・D、E・Fの組み合わせでも行なったが反応細胞と刺激細胞の組み合わせによって、FVによる抑制が認められる場合と認められない場合があった。
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