2000 Fiscal Year Annual Research Report
腸管利用尿路変向におけるシスプラチンの体内動態-ラットモデルを用いて-
Project/Area Number |
12671570
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
有吉 朝美 福岡大学, 医学部, 教授 (00078768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鐘ヶ江 重宏 福岡大学, 医学部, 助手 (10291840)
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Keywords | 腸管利用尿路変向 / シスプラチン / 体内動態 / ラット実験モデル |
Research Abstract |
回腸導管モデルの作成について 当初,8週令以上の雄性Wistar ratを用い,両側回腸導管を作成し10匹の長期実験モデルを作る計画であった.実際の手術はすべて拡大鏡下に行うことが可能であった.回腸導管遊離後の腸管同士の端々吻合には7-0吸収糸,膀胱と腸管の吻合・ストーマの形成には6-0吸収糸を用い手術を行った. 現在まで51匹に手術を施行し,術中死はなかったがその多くが術後7日以内に死亡し,7日以上生存したのは5匹であった.原因は実験初期には,感染やイレウスによる死亡が目立ったが,それぞれ術後の管理を検討した結果,問題を解決する事ができた.しかしその後の死因として最も大きな原因となったのは出血である.形成したストーマ部分を口で舐める為,歯がストーマを損傷し,その結果術後2〜3日で出血多量により死亡する例が多かった.術後腹部をカバーで覆うなどの工夫を重ねたがいずれも確実なストーマの保護効果はなかった.以上の結果よりラットによる長期観察モデルとしての回腸導管作成は困難と判断し,実験計画を再検討することとなった. 現在,実験を急性期観察モデルとしたうえで血中濃度の比較を行うべく,その方法を検討中である.
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