2001 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌の頸部リンパ節転移診断における超音波造影剤の有用性
Project/Area Number |
12671831
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
米津 康一 長崎大学, 歯学部, 助教授 (70167039)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 卓 長崎大学, 歯学部, 教授 (30172406)
高木 幸則 長崎大学, 歯学部, 助手 (30295084)
角 美佐 長崎大学, 歯学部・付属病院, 講師 (90284702)
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Keywords | 超音波パワードプラ法 / 顎部リンパ節転移 / 超音波造影剤 |
Research Abstract |
口腔癌の頸部リンパ節転移を診断する場合にはリンパ節内部の血流情報を観察できる超音波パワードプラ法が有効である。頸部リンパ節の血流情報は大きく3つ(1.Hilar type,2.No signal type,3.Parenchymal type)に分けられ、非転移リンパ節はHilar typeを、転移リンパ節はParenchymal typeを示すことがわかった。しかしNo signal typeは転移、非転移リンパ節がほぼ半数ずつであり、超音波パワードプラ法の診断法をさらに向上させるにはNo signal typeをどのように鑑別するかが問題であった。 検査の流れとしてはGray-scale法⇒単純パワードプラ法の順に検査を実施し、単純パワードプラ法でNo signal typeの場合に超音波造影剤を用いたパワードプラ法を実施している。Informed consentにて承諾の得られたNo signal typeを示した口腔癌患者の頸部リンパ節に超音波造影剤を用いた超音波検査法を行った。さらにこれらのリンパ節のうち、実際に頸部郭清術にて摘出されたリンパ節のそれぞれについて転移陽性か陰性か病理組織学的に検討を行い、その結果と超音波造影剤を用いたパワードプラ法の所見を対照しながら、検討を行った。結果としては単純超音波検査でNo signal typeを示したリンパ節が造影超音波検査において、No signalのものと何らかの血流が見られる2種類があることが示された。この血流がHilar typeの場合は非転移、Parenchymal typeの場合は転移する場合が多いことが示されたが、依然No signalのリンパ節が存在しており、今後の研究課題として残された。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Yonetsu K, Sumi M, Izumi M, Ohki M, Eida S, Nakamura T.: "Contribution of Doppler sonogarphy blood flow information to the diagnosis of metastatic cervical nodes in patients with head and neck cancer : assessment in relation to anatomic levels of the neck"AJNR Am J Neuroradiol. 22. 163-169 (2001)