2001 Fiscal Year Annual Research Report
おとり遺伝子を用いた顎関節症の新規遺伝子治療法の開発と応用
Project/Area Number |
12671891
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
井上 邦子 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (50243952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石橋 浩晃 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (90254630)
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Keywords | 顎関節 / 細胞外基質 / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
1)細胞培養実験により各種サイトカイン刺激が与えるuPA, MMPsの発現状況の解析 関節軟骨由来細胞におけるTNFα刺激がuPA, MMPs産生に与える影響を検討した.TNFαにより軟骨由来細胞のuPA, MMP-1の発現が亢進することを解明した. 2)サイトカイン刺激による基質破壊産生亢進に関与する転写因子の解明 関節軟骨細胞をTNFαで刺激すると,転写因子NF-kB, Sp1の活性化がみられることを,バンドシフトアッセイにより確認した. 3)おとり遺伝子導入条件の確立 NF-kB, Sp1を標的とした合成オリゴヌクレオチド(おとり遺伝子)を,HVJ-リポソーム法を用いて,関節軟骨細胞に100%導入できる条件を確立した. 4)おとり遺伝子導入によるuPA, MMP-1発現の制御 NF-kB, Sp-1に対するおとり遺伝子を導入し,関節軟骨由来細胞のuPA, MMP-1産生を抑制できることを解明した.
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Research Products
(1 results)