2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12672187
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
福井 次矢 京都大学, 医学研究科, 教授 (50208930)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅井 篤 京都大学, 医学研究科, 助教授 (80283612)
小山 弘 京都大学, 医学研究科, 講師 (90273515)
新保 卓郎 京都大学, 医学研究科, 助教授 (10146582)
野口 善令 京都大学, 医学研究科, 助手 (30293872)
大西 基喜 京都大学, 医学研究科, 助手 (90314187)
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Keywords | 退院 / 社会的入院 / 迷信 / 質問紙票 / 総合診療 / 退院日決定プロセス |
Research Abstract |
臨床医を対象とした質問紙票調査を実施し、現在はデータ解析中である。引き続き、患者を対象とした調査を実施し、社会的入院の原因や背景を評価する。さらに、退院延期を希望した患者についての追跡調査を行い、社会的入院の医療費への影響を定量的に評価する予定である。2001年2月17、18日に実施した調査研究の経過を以下に示す。 【題名】社会的入院に対する態度と経験に関する質問紙票調査 【目的】退院日決定プロセスと社会的入院の現状の概略を把握する 【対象】第9回日本総合診療医学会の参加者 【研究方法】自己記入式の質問紙票を作成した。対象者には質問紙票を直接手渡し、調査への協力を依頼した。回収は原則として学会場での回収としたが、郵送での回収も行った。郵送での回収の〆切は2001年3月18日とした。主な質問項目は、(1)退院日決定プロセスについて(2)入院延長の許容日数・期間(3)入院期間延長に関する態度(4)患者からの退院延期依頼の実際に経験した理由(5)実際に許可した理由(6)退院延期のもとになった迷信(7)迷信で退院を促した経験の有無(8)退院延期に対し承諾する傾向にある患者特性(9)退院を促すパンフレットの利用可能性、などである。 【結果】調査対象の209人のうち、141人から質問紙票を回収した(回収率67.5%)。データ入力を行い、現在は解析中である。本調査の結果を、今後行う患者調査にも反映していく予定である。
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