2001 Fiscal Year Annual Research Report
痴呆性高齢者と家族のケアにおける力量形成 文化相互的研究
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12672271
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
斎藤 好子 三重大学, 医学部, 助教授 (80279877)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大渕 律子 三重大学, 医学部, 教授 (80289975)
佐藤 芙佐子 三重大学, 医学部, 助教授 (60324505)
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Keywords | Reflective Practice / 痴呆ケア / 痴呆性高齢者と家族 / ケアの力量 / アクション・リサーチ |
Research Abstract |
1.痴呆性高齢者のニーズ調査結果発表 平成12年度に実施した痴呆性高齢者のニーズ調査結果をFourth International Nursing Research Conference及び第60会日本公衆衛生学会総会にて発表した。さらに、「介護保険下における痴呆性高齢者及び介護者の現状と支援的課題」として論文にまとめ、三重看護学誌に投稿した。イギリスにおけるニーズ調査は実施を終わり、分析・評価の段階である。 2.痴呆性高齢者看護セミナー Reflective Practiceを用いて痴呆ケアの力量を形成するために、平成13年3月に三重痴呆ケア研究会を立ち上げ、以後、毎月勉強会を継続している。参加者は地域や病院で痴呆症者をケアしている保健婦・看護婦・指導員等の専門職である。9月には海外共同研究者2名が来日し、研究会にも参加してもらって助言を得た。参加者はこの会を痴呆を学ぶだけでなく、病院と地域の相互理解の場としても重要な機会と感じている。会を実践しての成果は平成14年5月にBostonで開催される24th International Association For Human Caring Conferenceにて発表予定である。イギリスにおいては平成13年9月にセミナーを設立し、毎月1回、Reflective Practiceを用いて実践を振り返る勉強会を継続している。 3.Reflective Practice講演会 9月に研究打ち合わせ及び講演のために、共同研究者であるDiane WellsとDavid Nathanを招聘した。講演会は「イギリスの看護教育」、「内省的実践(Reflective Practice)について」であり、本学教員・学生のみならず、他大学教員及び学生、看護職者、一般市民も参加し盛況であった。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 斎藤好子, 佐藤敏子, 石川睦弓, 佐藤芙佐子: "The Needs of the People with Dementia and Their Caregivers"Fourth International Nursing Research Conference ABSTRACT. 73 (2001)
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[Publications] 斎藤好子, 松岡里美, 宮崎脩子, 佐藤敏子, 石川睦弓: "地域における痴呆性高齢者への支援体制を考える(第2報)"日本公衆衛生雑誌. Vol.48,No.10. 708 (2001)
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[Publications] 斎藤好子, 松岡里美, 佐藤敏子, 石川睦弓, 佐藤芙佐子, 宮崎脩子: "介護保険下における痴呆性高齢者及び介護者の現状と支援的課題"三重看護学誌. Vol4,No.2. 21-30 (2002)