2002 Fiscal Year Annual Research Report
痴呆性高齢者と家族のケアにおける力量形成 文化相互的研究
Project/Area Number |
12672271
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Research Institution | Ishikawa Nursing University |
Principal Investigator |
斎藤 好子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (80279877)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伴 真由美 石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (70242542)
林 一美 石川県立看護大学, 看護学部, 助教授 (30279905)
大渕 律子 三重大学, 医学部, 教授 (80289975)
水島 ゆかり 石川県立看護大学, 看護学部, 助手 (40347365)
前田 修子 石川県立看護大学, 看護学部, 助手 (70336600)
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Keywords | Reflective Practice / 痴呆ケア / 痴呆症高齢者と家族 / ケアの力量 / 文化相互的研究 / 援助技術 / 国際情報交換 / イギリス |
Research Abstract |
1.三重痴呆ケア研究会(Reflective Practiceを使用)の成果発表 平成13年3月に立ち上げた、三重痴呆ケア研究会の内省的実践(Reflective Practice)を用いての効果の一部について、24th International Association For Human Caring Conference (Boston, USA)にて発表した。内省的実践の場は参加者に自己や自己の実践を深く振り返ることができること、自分と患者との関係に気づけること、他者から共感してもらいエネルギーを得ること、実践を変容させること等の効果が確認された。発表と同時に、他の国における内省的実践の活用状況についても把握した。 2.痴呆性高齢者看護セミナー 痴呆ケアの力量を形成するために昨年設立した内省的実践を用いたセミナーを、日本とイギリスで継続実施した。日本では今年度を第2期として、内省的実践で使用された技術の分析に焦点を当てて話し合った。この会は現在も毎月継続的に開催している。これはこのような場の必要性を示しているといえよう。イギリスではセミナーを2002年8月まで継続し、成果をまとめた。イギリスの研究者とは毎月連絡を取っており、成果の共同発表を検討している。 3.内省的実践の検討及び学内普及 内省的実践について学内で定期的に研究会議を開いて分析検討し、研究者の内省的実践の知識を深めた。また、全学教員及び有志学生を対象に内省的実践の効果について報告した。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Saito Y., Sato F., Ohbuchi R., Wells D., Nathan D.: "Outcomes in a Caring Environment for Professional Caregivers"24th International Association For Human Caring Conference Abstracts. 106 (2002)