看護業務改善とベッドサイドケアの充実に繋がる携帯端末の高度活用に関する研究

2000 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 12672279
• Research Institution: Kagoshima University
• Principal Investigator: 宇都 由美子 鹿児島大学, 医学部・医学部, 助教授 (50223582)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 村永 文学 鹿児島大学, 医学部・医学部・附属病院, 助手 (00325812) ; 熊本 一朗 鹿児島大学, 医学部・医学部, 教授 (40225230)
• Keywords: ベッドサイドケア / 携帯端末 / 看護情報システム / 看護業務改善

Research Abstract

患者サービスの質的向上に資するため、従来より開発されてきたベッドサイドケア支援システムの機能強化を図り、より簡便な入力方法の開発を図るとともに、看護必要度の測定に不可欠な看護業務量測定機能、並びに患者状態チェック機能を付加し、携帯端末1台で、看護業務改善とベッドサイドケアの充実を高度に支援する機能を有するシステムの設計及び開発を行っている。
研究初年度の平成12年度には、携帯端末とPC・携帯端末連携システム用データベースを開発し、以下のシステム開発を行っている。
1)携帯端末を用いて、ベッドサイドケアを行いながら得られるバイタルサインをはじめとする患者情報の入力がより簡便にできるシステムの設計及び開発を行っている。
2)携帯端末を用いて、看護業務量測定が行えるようにシステム設計及び開を行っている。1分間タイムスタディの手法により、1分間単位で業務区分ごと、患者ごと、看護婦ごと、勤務時間帯ごとにデータ収集ができるよう、業務区分の洗い出しを行い体系化を図っている。
研究初年度の実績としては、携帯端末を用いて、ベッドサイドケアを行いながら得られる患者情報の入力がより簡便にできるシステムの設計が終了し、プログラム製造を行い、一部試験稼働を開始した。今後、稼働を重ねながらデータ収集を行い、次年度の研究計画に繋いでいく予定である。

Research Products

• [Publications] 宇都由美子: "看護のシステム化でどのような実施データが得られるか"第1回看護情報研究会論文集. 1. 51-52 (2000)
• [Publications] 宇都由美子: "第20回医療情報学連合大会論文集"看護業務改善とベッドサイドケアの充実に繋がる携帯端末の高度活用に関する研究. 20. 642-643 (2000)
• [Publications] 宇都由美子: "看護記録情報化への展望"看護記録のゆくえ. 182-185 (2000)
• [Publications] 宇都由美子: "EBNを看護情報システムの新たな出発点に"看護展望. 26(4). 62-64 (2001)