2001 Fiscal Year Annual Research Report
介護保険法導入による老人保健施設での介護・看護職者が行うケア内容への影響
Project/Area Number |
12672338
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Research Institution | Aichi Prefectural College of Nursing & Health |
Principal Investigator |
濱畑 章子 愛知県立看護大学, 看護学部, 教授 (20238075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 優子 愛知県立看護大学, 看護学部, 助手 (70303774)
松岡 広子 愛知県立看護大学, 看護学部, 講師 (60249274)
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Keywords | 介護保険 / 老人保健施設 / 看護職 / 介護職 / ケア |
Research Abstract |
研究目的 平成12年度の結果をふまえ、看護・介護職を対象に実際にケアをどうとらえているのか意識を知ることを目的とした。 研究方法 看護・介護職が現在のケアについての意識や介護保険についての考え、介護保険導入前後の変化をどうとらえているのかについて15項目から構成される質問紙を作成した。そして、A、B、C施設で働く看護・介護職全員を対象にアンケート調査を実施した。 研究結果 1、現在のケアについての意識 3施設の看護、介護職とも日常生活についてのケアが多いという回答が半数を超えていた。また、施設によっては、レクレーションや行事に関わる業務、会議、新入職員やボランティア、学生への指導が多いと回答していた。少ないと回答していた項目は、検査や処置、受診への付き添いなどであった。普通であると回答していた項目は、他職員との連絡・調整、入所た退所に関わる業務であった。 2、介護保険についての意識 看護・介護職は入所している高齢者が介護保険の仕組みについてあまり知らないと意識していた。また、自身の介護保険についての考えは、介護保険によって老人保健施設の役割が変化する、介護保険に規定のしばりがあると回答した者が多かった。介護保険が高齢者へ利益をもたらす制度であるという項目について、賛否両論に分かれていた。 3、介護保険導入前からの勤務者の意識 導入前から同じ施設に勤務していた者は、勤務体制が変化した、勤務時間が多くなった、ケアの量が多くなったと回答していた。ケアの量が多くなった時期については、特定していなかった。
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Research Products
(1 results)