2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12680039
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
徳永 幹雄 九州大学, 健康科学センター, 教授 (90038464)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 公雄 九州大学, 健康科学センター研究部, 教授 (90106047)
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Keywords | 健康度 / 生活習慣 / 診断検査 / 運動・スポーツ / 青少年 / 年代差 / 性差 / 生活習慣と健康度の関連 |
Research Abstract |
平成13年度は研究計画に従って、次の5点について調査・研究を行った。 1.「健康度・生活習慣診断検査」を実施し、中学生389名、高校生468名、大学生567名、社会人290名の合計1,714名から回答を得た。 2.中学生、高校生、大学生、社会人の年代差を比較し、以下のような結果を得た。 1)中学生、高校生は、健康度、生活習慣とも高学年になるほど望ましくない傾向がみられた。その傾向は精神的・社会的健康度、積極的健康行動運動意図・環境、休養行動、休養度、睡眠の規則性で顕著であった。 2)大学生は積極的健康行動、運動意図・環境、食生活状況、睡眠状況で著しく悪く、健康度・生活習慣とも最も悪い年代であった。 3)社会人は健康度・生活習慣とも良好であったが、休養行動、男子の嗜好品摂取行動、食事の規則性、睡眠の障害で望ましくない傾向がみられた。 3.各年代ごとに、生活習慣が健康度に及ぼす影響を分析し、以下のように望ましい生活習慣を実施している者は、健康度評価が高いことを明らかにした。 1)生活習慣行動は健康度評価と顕著な関係がみられた。とくに、身体的健康度に最も影響し、次に社会的健康度、そして精神的健康度の順序で関係していた。 2)運動条件、食生活状況、休養状況、睡眠状況はいずれも健康度評価と顕著な関係がみられ、いずれも身体的健康度に顕著な関係がみられた。 3)以上の傾向は各年代、男女に共通しており、望ましい生活習慣と実施している者は健康度評価が高く、その傾向は身体的健康度で顕著であった。 4.研究の成果を日本健康心理学会、日本スポーツ心理学会などで発表した。 5.最終年度になるため、研究成果報告書を作成した。
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Research Products
(2 results)