2000 Fiscal Year Annual Research Report
新しい科学リテラシ-論に基づく科学教育改革の基礎研究
Project/Area Number |
12680166
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
長洲 南海男 筑波大学, 教育学系, 教授 (90018044)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丹沢 哲郎 静岡大学, 教育学部, 助教授 (60272142)
片平 克弘 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (70214327)
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 助教授 (90252155)
今村 哲史 山形大学, 教育学部, 助教授 (00272055)
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Keywords | 科学リテラシ-(SL)論 / AAAS / 全米科学教育スタンダード(NSES) / BSCS / Bybee / プロジェクト2061 / STS / 新しい科学・技術観 |
Research Abstract |
本年度は大きく次の2点に焦点化した。第一は日本における科学リテラシ(SL)論について1979年の鶴岡義彦の研究より1999年までの中山玄三の研究を整理し、そのデータベース化を図った。第二はその研究のイニシアティブをとって、世界的に大きな影響を及ぼしている米国のSL論について次のような研究を行なった。 すなわち、AAASにおける「プロジェクト2061」での科学技術リテラシ-(STL)論の内容の分析に必要なAAASの各種報告書及びをBSCSのSL論の文献資料収集し、そのデータベースを行なった。全米最大の学会であるNSTA(全米科学教育連合学会)で主張しているSL論を、特にアイオワ大学YagerのSTSアプローチの考えを基に分析した。全員で全米科学教育スタンダード(NSES)の翻訳を試み、ほぼ完了した。同時にこのNSESにおいて展開しているSL論の解明のために、このNSESの主張の解明とそれらのデータベース化を図った。 ディレクターとしてこのNSESの開発の任にあたり、その前後にBSCSのディレクターであり、これら二つのSLの理論的指導者のBybeeがこれらの開発を踏まえて、NSESとBSCSで展開しているSL論を、彼の著書"Achieving Scientific Literacy"の内容より分析中である。 一方、これらSL論の背景にある認知主義的な捉え方、或いは新しい科学・技術観に関する文献資料を収集し、データベース化を行なっている。これらに関する研究の一部は、2000年10月開催の日韓科学教育セミナー(日本学術振興会支援と韓国科学院支援)で発表した。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Tanzawa,Kumano,Katahira,Imamura & Nagasu,: "How do Japanese Students Conceive Science and Technology"Proceedings of Japan-Korea Seminar on Science Education.Seoul.. Oct.16-20. 115-120 (2000)