2000 Fiscal Year Annual Research Report
青少年の食生活習慣・運動習慣改善のための教育保健学的研究
Project/Area Number |
12680176
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
佐藤 和子 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (50024021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 園江 東京水産大学, 水産学部, 教授 (20082373)
村松 常司 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (70024065)
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Keywords | 食生活習慣 / 食教育 / 運動習慣 / ボディイメージ / セルフエスティーム / 小学校5,6年生 / 大学生 |
Research Abstract |
第1グループ:大学生の朝食の摂取状況、栄養バランス等の食生活習慣調査を実施した。次いでローゼンバーグのセルフエスティーム尺度を用いてセルフエスティーム調査を実施した。また、ライフコーダ(生活習慣記録器)を用いて、1日のエネルギー消費量、運動によるエネルギー消費量、歩数を1週間測定し、運動習慣、食生活習慣、健康習慣とセルフエスティームとの関係を検討中である。 第2グループ:著者らは以前より小中学生のセルフエスティームと健康習慣について検討を重ねてきて、小学生において健康習慣が好ましい状況にあるものはセルフエスティーム得点が高く、小学生のおける健康習慣とセルフエスティームとの関連を確認することが出来た。そして、小学生の好ましい健康習慣獲得のためのサポートとして、セルフエスティームを高める視点からの教育・指導が重要であることを示唆した。そこで、今回小学5年生を対象に好ましい健康習慣獲得のために「食生活」に目を向け、「健康な身体と食べ物」「おやつの選択」「カロリーってなあに」「自分らしくよりよく生きよう」をテーマに実践教育を行い、約1か月後、セルフエスティームの調査を行い、実践教育後にセルフエスティーム得点が高まったかどうかの検討を行った。 第3グループ:小学5.6年生のボディイメージとセルフエスティームとの関係を明らかにするために調査を行った。ローレル指数でグループ分けをし、やせに属する人と、肥満に属する人で自分の身体に対する認識がどのように違い、セルフエスティーム得点とどのように関連しているかを検討したところ、やせたいと思っている人はセルフエスティーム得点が低いことが判った。 以上、実験、教育実践、調査グループの大きく3つのグループに分け、検討をしている。
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