2000 Fiscal Year Annual Research Report
「ゲーミング・シミュレーション教材『学校』」の開発と授業実践
Project/Area Number |
12680244
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
井門 正美 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (60312691)
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Keywords | ケーミング・シュミレーション / 学校の自己織識性 / 状況的学習 / 役割体験学習論 |
Research Abstract |
平成12年度においては、「ゲーミング・シミュレーション教材『学校』」を開発することを目標としたが、本研究の認可が10月であったために、現在、開発途上である。 しかしながら、以下のような手続きは終了している。 (1)学校現揚における典型的な問題事例をいくつか抽出する。 筆者自身の教職体験や学生の学校体験にもとづいて学級崩壊の事例、構内暴力の事例、不登校の事例、校則の事例など、学校における問題事例の収集を行った。 (2)これらの典型事例に関して、現在、文献・資料調査、実態調査等を行いデータの収集をしている。 学校現場の教師や生徒、保護者等に対する面接調査の準備を進めている。 (3)データに基づき、「ゲーミング・シミュレーション教材『学校』」のデザインを行っている。 ○場としての学校のモデルの設計(学校の設計図、学校周辺地図等) ○学校現場における典型問題のシナリオ化(問題を発生させるシナリオを典型事例に基づき数種類作成) ○プロフィール集の作成(教師・生徒・保護者・教育委員会等、学校に関わる役柄<人々>のプロフィールを作成) 次年度までには、以下の作業を実施する予定である。 ○(3)のデザインに基づき、教材を完成させる。 ・「ゲーミング・シミュレーション教材『学校』」を作成する。 ○教材『学校』のリハーサルを実施する(秋田大学及び周辺の諸学校において実施する。→予備的資料・データとする) ○次年度の実践校を数箇所選定し、実践の承諾を得る。
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