2002 Fiscal Year Annual Research Report
小学校教科教育における学習課題の成立過程とその評価に関する実践的研究
Project/Area Number |
12680254
|
Research Institution | YOKOHAMA NATIONAL UNIVERSITY |
Principal Investigator |
宮坂 元裕 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (10174153)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
府川 源一郎 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (00199176)
丸山 忠璋 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (70293165)
市川 博 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (90015446)
高橋 和子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (10114000)
森本 信也 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (90110733)
|
Keywords | 教科教育 / 学習課題 / 小学校教科間の関係 / 基礎・基本 / 子どもの倫理 |
Research Abstract |
本研究は平成9年度〜平成11年度(前回)科学研究費による研究「各教科における学習課題の成立過程の比較及び教科間の関連に関する研究」の成果を受け継ぐものである。 各教科における学習課題の成立過程に焦点を当て、学習課題の成立過程を比較し、独自の部分と共通の部分を選別することを研究方法とし、共通な部分を統合化することによって、より明確に今日に適合した教科教育を確立することを目的とした。本研究で明らかになったことは、1,子供の論理や子供の学びの追求のパターンが明らかになった。2,集団思考とはどのようなものか共通理解ができた。3,教科の枠を越えるとはどのようなことか、具体例が出た。4,学習課題が成立したということの評価はどのようにしたらよいか方向性が見えた。 以上の問題は、実際に授業における子供を観察し、分析することで解明された。常に小学校と連携をとりながら研究は進められ、その、共同研究の方法が確立した。
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] 宮坂元裕: "私の授業改善I・これからの授業"教育美術. 64・4. 32-33 (2003)
-
[Publications] 府川源一郎: "「詩」を作る、ということ"月刊国語教育研究(日本国語教育学会編). No.357. 40-45 (2002)
-
[Publications] 石田淳一: "メタ認知の指導による小学6年生の問題解決過程の変容に関する研究"数学教育学論究. 78. 3-21 (2002)
-
[Publications] 森本信也: "理科授業における共同的な学びの可能性とその成立条件"初等理科教育. Vol.36 No.7. 12-15 (2002)
-
[Publications] 宮坂元裕: "美術教育で育つ学力"形. 267. 2-5 (2002)
-
[Publications] 府川源一郎: "自分のことばをつくりだす国語教育"東洋館出版社. 204 (2001)