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2000 Fiscal Year Annual Research Report

算数・数学学習における認知パターンの測定用具の開発的研究

Research Project

Project/Area Number 12680266
Research InstitutionHyogo University of Teacher Education

Principal Investigator

崎谷 眞也  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (00036667)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 久恵  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助手 (00314518)
國岡 高宏  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (10205106)
藤原 司  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (30199385)
Keywords認知パターン / 問題解決 / 情報処理 / 学習方略
Research Abstract

1.認知パターンについての理論的研究
認知・思考・理解に関する文献講読を通して、認知パターン(理解の仕方や思考様式)が算数・数学の学習の仕方や問題解決への取り組み方に大きく関わっていることが明らかになった。具体的には、教訓帰納や既習内容との関連づけ、記憶・想起の仕方、例題の活用法といった情報処理に関する認知パターンが算数・数学学習の成否に大きく関わっているという知見を得た。また、こうした知見を児童・生徒に対する面接調査で確認するための手法として、臨床心理学におけるカウンセリングから示唆を得て、児童・生徒の認知パターンを探り、それに対する指導・助言を行う、「算数・数学の学習カウンセリング」を考案した。
2.算数・数学学習に関わる認知パターンの面接調査
算数・数学の学習カウンセリングを小学生と中学生に対して実践した。その結果、算数・数学学習における情報処理に関する認知パターンを抽出するにはカウンセラーの問いかけ方が極めて重要であることが分かった。また、算数・数学を得意とする児童・生徒とそれを苦手とする児童・生徒に対する学習カウンセリングの結果の比較から、文献研究から得られた知見を確認することができた。さらに、学習カウンセリングを通して、理解のモニターの仕方とか自己制御の仕方といった学習方略に関する認知パターンが算数・数学学習の成否に関わっていることが分かった。
3.今後の研究
文献研究と学習カウンセリングから得た知見をもとに、認知パターンを測定するための5点尺度の質問紙法による調査問題を作成し、算数・数学学習に有効に機能する認知パターンを調査データで裏付けることが今後の主たる研究である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 崎谷眞也: "数学の学習カウンセリングの構想と展望"数学教育論文発表会論文集. 33. 645-648 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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