2001 Fiscal Year Annual Research Report
「生きる力」を育てるための「読書教育推進プログラム」の開発研究
Project/Area Number |
12680292
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research of Japan |
Principal Investigator |
有元 秀文 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (40241228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 孝 弘前大学, 教育学部, 教授 (90158452)
谷田部 玲生 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (30311137)
工藤 文三 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (30231096)
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Keywords | 総合的な学習の時間 / 読書へのアニマシオン / 読書教育 / コミュニケーション / 学習プログラム |
Research Abstract |
この研究の目的は、「総合的な学習の時間」を活用して、「生きる力」を育てるための「読書教育推進プログラム」を開発することにある。そのために、全国の小学校・中学校・高等学校で読書教育の実践研究を行った。 実践内容は、朝の読書、読み聞かせ、読書へのアニマシオン、ブックトーク、読書討論会など現在行われている様々な読書教育を行った。 実践方法は、各協力校で授業計画を作成し、実践授業研究と研究協議を行い、実践の成果を評価し、今後の課題を確認した。 このプログラム開発に当たっては、とくにスペインでモンセラ・サルトによって開発され世界的に高く評価されている、「読書へのアニマシオン」という読書教育推進プログラムについて調査を行った。我が国の学校教育にふさわしい形で導入するために、全国の、小学校、中学校、高等学校において「読書へのアニマシオン」の実践研究を行った。 また、スペイン語の文献を翻訳して文献研究を行った。さらに児童生徒向け児童書を分析し、「読書へのアニマシオン」実践のための素材を開発した。 このような実践研究の成果に基づいて、次の5点を明らかにするために実践研究と協議を継続している。 1 どのような読書教育法がどのような効果を上げるか。 2 学校の特性や発達段階に沿った、最も適切な読書教育法とは何か。 3 読書へのアニマシオンは、我が国の読書教育にとってどのような貢献ができるか。 4 読書能力は知的能力や人格の発達にどのような効果があるか。 5 児童生徒、教師、保護者、地域が連携した最も効果的な読書教育行うためにはどうしたらよいか
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 有元 秀文: "アニマシオンがコミュニケーションを変える"国語教育. 42巻10号(594号). 97-101 (2000)
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[Publications] 有元 秀文: "アニマシオンとカウンセリングと国語教育"国語教育. 42巻11号(595号). 97-101 (2000)
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[Publications] 有元 秀文: "言語技術教育と「読書へのアニマシオン」"国語教育. 42巻15号(599号). 97-101 (2000)
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[Publications] 有元 秀文: "スペインで行われた「読書へのアニマシオン」セミナー"国語教育. 43巻4号(603号). 97-101 (2001)
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[Publications] 有元 秀文: "読書が育てる豊かなコミュニケーション"学校図書館. 2001年4月号. 17-18 (2001)