2000 Fiscal Year Annual Research Report
効率的な自動3次元脳画像処理アルゴリズムに関する研究
Project/Area Number |
12680358
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
高橋 敬 岩手医科大学, 教養部, 講師 (60128923)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田原 康成 岩手医科大学, 医学部, 助手 (20285597)
米澤 久司 岩手医科大学, 医学部, 講師 (20240377)
三浦 康秀 岩手大学, 人文社会科学部, 教授 (20091647)
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Keywords | 脳画像 / セグメンテーション / データベース / MRI / アルゴリズム |
Research Abstract |
本研究の第1目的は、複数の医用画像装置から出力される脳画像スライス・データセットを複数ネットワーク経路から取得した画像データベースを構築すること、およびそれらに対する効率的な画像処理アルゴリズム(異機種間共登録、輪郭線(皮質畳込み構造、病巣)の自動検出)を開発することである。研究の第2目的は上記データベースの臨床応用、すなわち当該データベースならびに処理アルゴリズムを実臨床研究に適用し、その有効性を評価することである。以上の全体研究計画において、平成12年度はシステムのネットワーク環境構築と、各処理アルゴリズムに関する検討を計画したが、当該年度の科学研究費補助金にてパーソナル・ワークステーションを導入し、ネットワーク・サーバを立ち上げ、岩手県滝沢村にある本学先端医療研究センターの超高磁場MRIから画像データを入手するなど、定常的なデータ転送経路確立のための検討を行いつつ、データベース構築を開始した。同様に、岩手県松尾村東八幡平病院からのXenonCTデータ入手経路確立の検討を行った。試験的に収集した脳画像上で、新規考案した関心構造自動セグメンテーション・アルゴリズムを適用し、従来法との有効性を比較検討した。以上に述べた平成12年度の科研費補助による研究成果は国際医療情報学会(Medinfo'2001、London、2001.9月)にて報告される。また、共同研究者の大田原を中心に、画像処理アルゴリズムの応用分野として有用な脳血管疾患病態に関する臨床検討が行われた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] K.Takahashi,Y.Ohtawara.,Y.Miura: "Prognostic Prediction of Putaminal Hemorrhage by Nonlinear Multivariate Analysis"Medinfo'2001 Congress (London, Great Britain,2001,September). (2001)
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[Publications] K.Takahashi,H.Yonezawa,Y.Miura: "Efficient Segmentation Algorithm for Localizing Lesion Sites in Medical Images"Medinfo'2001 Congress (London, Great Britain,2001,September). (2001)
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[Publications] Y.Miura: "Complete order isomorphisms between non-commutative L2-spaces"Mathematica Scandinavia. 87. 64-72 (2000)
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[Publications] 太田原康成 他: "クモ膜下出血に合併した脳内血腫と脳血管攣縮"脳血管攣縮. 15(6). 319-321 (2000)
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[Publications] 太田原康成 他: "破裂性椎骨動脈解離性動脈瘤の治療"第29回日本脳卒中の外科学会(東京 4月). (2000)