2002 Fiscal Year Annual Research Report
進化的アルゴリズムとタブーサーチを用いた希望実現型時間割作成法に関する研究
Project/Area Number |
12680455
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Research Institution | KONAN UNIVERSITY |
Principal Investigator |
田中 雅博 甲南大学, 理工学部, 教授 (70163574)
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Keywords | 進化的アルゴリズム / 時間割編成法 / エンコーディング / グルーピングGA |
Research Abstract |
今年度は学会時間割編成に的を絞って研究を行った.学会時間割は,多数の論文発表を数日間の並列セッションに割り当てる割り当て問題である.ハード制約としては,同じ発表者が同じ時間帯の別のセッションで同時に発表することがないようにすることである.また,ソフト制約としては,なるべく類似の論文を同じセッションに配置すること,同じ部屋で類似するセッションが継続的に行われること,同じ時間帯にあまり類似するセッションがパラレルに開かれないようにすることなどである. FalkenauerのGGAをベースにした方法と,Kohonenの自己組織化マップ(SOM)をベースにした方法の2つを提案した.GGAでは問題を2段階のGGAを続けて行うように分割した.まず,第1段階では,論文を重なるキーワードによりグルーピングし,それをセッションとした.その際の適応度に工夫をおこなって,人間が手作業で行う方法に勝る結果を得た.次に第2段階では,論文をカテゴリーキーワードと名づけた,キーワードをさらにグループ化したカテゴリーをベースにしてセッションを配置した.ここでは,同じグループとして,同一の部屋の同一日の午前(あるいは午後)とした.ハード制約を回避する方法として,論文・セッションを配置後,可能な場所に移動するという方法をとったが,この手法を用いれば,同じ時間帯の別の部屋に同一発表者の論文が配置される可能性は低い.次に,SOMをベースにした方法においては,SOMのグリッドをそのままセッションとして扱う方法を提案した.SOMは類似するものが近いところに配置されるということ,配置されるものの個数は各ユニット間で平均化されるという特徴があり,時間割編成にはそのまま当てはまると考えた.実際に行ってみると,全く同じキーワードの論文が多数あるような場合があって,必ずしも均等化されなかったが,新しい編成方法の提案として注目されている.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] M.Tanaka, Y.Mori, A.Bargiela: "Granulation of Keywords into Sessions for Timetabling Conferences"SCIS & ISIS 2002. 23B3-2. 1-5 (2002)
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[Publications] Y.Mori, M.Tanaka: "A Hybrid Grouping Genetic Algorithm for Timetabling of Conference Programs"Proc. 4th International Conference on Practice and Theory of Automated Timetabling. 421-440 (2002)
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[Publications] 田中雅博, 森靖之: "グルーピングGAによる学会時間割編成法"システム制御情報学会論文誌. (掲載決定).