2001 Fiscal Year Annual Research Report
小売業における科学的経営戦略に関する数理モデルの構築と検証
Project/Area Number |
12680458
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Research Institution | University of Marketing & Distribution Sciences |
Principal Investigator |
三道 弘明 流通科学大学, 情報学部, 教授 (40167440)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LARKE Roy 流通科学大学, 商学部, 教授 (40248167)
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Keywords | 小売業 / 科学的経営戦略 / テスト販売政策 / 棚卸し / 特別展示商品 / 保障期間延長契約 |
Research Abstract |
本研究では,対象を小売業に絞り,そこに存在するいくつかの問題を発掘するとともに,その問題を科学的に解決することを意図した数理モデルを構築した.本研究で発掘した問題は次の4種類である.(1)小売業において新規取扱商品が売れ筋商品であるのか死に筋商品であるのかを如何にして短期間で判断するか.(2)小売業における棚卸しは税法上義務付けられたものと,自主的に行うものとがある.この棚卸しの適切な頻度はどのようにして決めればよいのか.(3)特別展示商品は,展示量が多いほど売れ行きも良い.このような性質を持つ商品の最適発注量や発注点はどのようになるのか.(4)パーソナルコンピュータ等を取り扱う小売業では,追加料金を支払えば,小売業者が独自に実施しているより長い期間の保証契約を行うことができる場合が少なくない.このような場合,追加料金及び保証期間終了後の1回当たりの修理に関する適切な価格設定が問題となる. 上に列挙した4種類の問題に対し,(1)テスト販売政策に関する数理モデルを構築し,コンビニエンスストアのデータに基づきその有効性について検証を行った.(2)最適棚卸し頻度に関する数理モデルを構築し,小売業現場でのヒアリング調査結果に基づき有効性について検証を行った.(3)特別展示商品の最適発注量に関する数理モデルを構築した.(4)保証期間延長契約問題を,小売業と消費者間のゲームとして捉え,契約および契約期間終了後の1回当たりの修理に関する最適価格を求めた.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] A.Murahara, H.Sandoh: "Application of a New Brand Monitoring Strategy to Grocery Products at a Convenience Store"Marketing Intelligence & Planning. 18. 87-96 (2000)
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[Publications] 三道弘明, 島本浩: "小売業における最適棚卸し頻度に関する数理モデル"マーケティング・サイエンス. 8. 1-14 (2000)
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[Publications] 川勝英史, 三道弘明, 濱田年男: "小売業における特別展示商品に対する最適発注量-単位時間当り総利益の最大化"日本応用数理学会論文誌. 10. 89-100 (2000)
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[Publications] H.Sandoh, H.Shimamoto: "Theoretical Study on Optimal Inventory-taking Frequency for Retailing"Journal of Retailing & Consumer Services. 8. 47-52 (2000)
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[Publications] 林坂弘一郎, 三道弘明: "保証期間延長契約に関する一考察"電子情報通信学会論文誌. J84A. 528-542 (2001)
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[Publications] H.Sandoh, R.Larke: "A Theoretical Model for Testing New Product Sales Velocity at Small Format Retail Stores"RAIRO/Operations Research. (in press).