2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12680480
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Institute of Technology |
Principal Investigator |
南部 充宏 東京都立科学技術大学, 教授 (40038500)
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Keywords | ダスト・プラズマ / ウエイク・ポテンシャル / 引力相互作用 / クーロン格子 / 外磁場効果 |
Research Abstract |
1.空間的に不均一な媒質中のウエイク・ポテンシャルの構造 不均一媒質中の固有モードである静電的ドリフト波動に伴う引力ポテンシャル構造を研究し、弱磁場の場合にウエイク力が強い事が分かった。更に、中性粒子との衝突過程が引力構造の崩壊に寄与することを指摘した。これらの結果はJ.Phys.Soc.Japan 69,1688(2000)に発表した。 2.引力構造に対する外磁場効果 静電的イオンサイクロトロン波動に伴うウエイクポテンシャルを求め外磁場の存在が引力構造を弱める作用があることを指摘した。特に、外磁場がシース面に平行、並びに垂直な場合を研究し、双方とも特にマッハ数が1に近い場合はその傾向が顕著であることが分かった。従って、イオン流速がイオン音波の音速に近くなるとウエイクポテンシャルが弱まることが予想される。この結果はPhys.Rev.E,May,in press(2001)に公表した。更に、同一の問題を静電的イオン音波の場合を考察した結果をJ.Phys.Soc.Japan,in press(2001)に発表した。 3.有限物体の周りのウエイク・ポテンシャル 現実のダスト微粒子は大きさを持っている。実験と比較するために、点ではなく1次元的な広がりを持った微粒子の周りの引力ポテンシャル構造を解明した。この結果は実験室での引力構造の解析に有効である。この結果はPhys.Rev.E,June,in press(2001)に発表する。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] M.Salimullah: "Crystallization in a magnetized and inhomogeneous dusty plasma"J.Phys.Soc.Japan. 69. 1688-1691 (2000)
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[Publications] M.Nambu: "Effect of magnetic field on the wake potential in a dusty plasma"Phys.Rev.E. E63. (2001)
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[Publications] S.V.Vladimirov: "Interaction of a rod-like charged macroparticle with a flowing plasma"Phys.Rev.E. E63. (2001)
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[Publications] M.Nambu: "Wake potential around a test dust particl in a magnetized plasma"J.Phys.Soc.Japan. 70. (2001)