2001 Fiscal Year Annual Research Report
内因性ニトロカテコールアミンの神経傷害性とパーキンソン病との関連性に関する研究
Project/Area Number |
12680760
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
中木 敏夫 帝京大学, 医学部, 教授 (30164148)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松村 暢子 帝京大学, 医学部, 助手 (30317698)
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Keywords | 一酸化窒素 / ニトロドパミン / ニトロノルエピネフリン / NMDA受容体 / 神経死 / パーキンソン病 / ドパミン / ノルエピネフリン |
Research Abstract |
過酸化水素はスコポレチン法によって定裏した。6-ニトロノルエピネフリン0.3及び3.0μMをラット血管内皮細胞上清に添加すると1-2nmol/60min/10^5cellの過酸化水素が発生した。加えない細胞では0-0.2nmol/60min/10^5cellであった。6-ニトロノルエピネフリンの濃度をこれ以上増加させると、化合物の黄色によって検出系が妨害されたため断念した。 6-ニトロノルエピネフリンによるヒト由来神経細胞株SH-SY5Yのアポトーシス誘発性について検討した。アポトーシスはヒストンの解離をELISAにて検出することにより評価した。6-ニトロノルエピネフリン0.3,3.0,30,300μMの作用を検討し、300μMによって神経細胞の著明なアポトーシスが惹起された。陽性対照として用いた6-OHDAは30及び300μMの濃度によってアポトーシスを引き起こした。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Matsumura N: "Glufosinate ammonium induces convulsion through N-methyl D-aspartate receptors in mice"Neurosci.Lett. 304. 123-125 (2001)
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[Publications] Suzuki E: "Elevated plasma nitrate levels in depressive states"J Affect Disord. 63. 221-224 (2000)
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[Publications] 中木敏夫: "NO再び"LiSA. 8. 576-589 (2000)
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[Publications] 菱川慶一: "薬の標的としての転滋因子NF-kB"日薬理誌. 118. 197-202 (2001)