2000 Fiscal Year Annual Research Report
眼球運動による連続的探索課題中の大脳皮質眼球運動関連領野の神経活動
Project/Area Number |
12680791
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
虫明 元 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (80219849)
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Keywords | 問題解決 / 眼球運動 / 探索行動 / 運動前野 |
Research Abstract |
大脳皮質には、サッカード運動の制御に関係する部位として前頭眼野(frontal eye field:FEF)以外に、補足眼野(Supplementary eye field:SEF)が知られる。これまで、視覚誘導性 記憶誘導性のサッカードの機構は調べられてきているが、連続したサッカードを用いてターゲットを探索するときなど、ある種の問題解決課題における 眼球運動の役割と、その神経機構に関しては不明な点が多い。われわれは、大脳皮質のSEF,FEFの細胞活動を検索するなかで、運動前野の一部に眼球運動を誘発し、サッカード関連の細胞を見出した。これらの部位は、これまでも 手の運動にも関与するが一次運動野とは連絡が少なく、むしろ前頭前野との機能連関がある可能性が示唆されている部位である。そのことから、運動前野の一部が、手の運動制御のみならず、眼球運動や、その他の認知的な側面の制御に関わる可能性が判明してきた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Fujii N.,Mushiake H and Tanji J.: "(2000) Rostrocaudal distinction of the dorsal premotor area based on oculomotor involvement"J.Neurophysiol. 83. 1764-1769 (2000)
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[Publications] 虫明元: "上肢および眼球の大脳皮質運動関連領野におけるターゲット指向運動の表現"脳の科学. 22. 795-800 (2000)
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[Publications] Mushiake H,Saito N,Sakamoto K,Sato Y,and Tanji J.: "Visually based path-planning by Japanese monkeys Cog.."Brain Res.. (in press). (2000)