2000 Fiscal Year Annual Research Report
北東タイにおけるヘテログローシア(異種言語共存)と言語的ヒュラルキー
Project/Area Number |
12710172
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Research Institution | Miyazaki International College |
Principal Investigator |
VAIL Peter 宮崎国際大学, 比較文化学部, 助教授 (20320450)
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Keywords | 言語の切り替え / タイ語 / ラオ語 / クメール語 / スアイ語 / 社会言語学 / 社会的アイデンティティ / 異言語共存 |
Research Abstract |
平成12年8月、タイ国ブリラム郡スーリンにて、ラオ語とタイ語の2言語の切り替えに焦点を当て、会話状況をビデオ撮影し、これをもとに、平成13年2月から3月にかけて、クーメル、ラオ、及び中央タイ語の現地調査を行った。特に3言語同時使用状況を背景別にビデオ収録し、分析しているまた編集ビデオを参加者本人、ならびに現地アシスタントに見せ、詳細な物理的言語分析と機能的分析を試みている。 平成12年10月には、"Heteroglossia,Codeswitching and Language Hierarchy in Northeast Thailand"「北東タイにおける異言語共存、言語体系切り替え及び言語的ヒエラルキー」と題し、ペンシルベニア州、リハイ大学で開催された、アジア研究協会中部アトランテック支部主催の年次学会で発表した。 現在、"Simultaneity,Lexemes,and Tones:Codeswitching in Thai and Lao" 「サイマルテニイティ、語彙形態と音韻の考察:タイ語とラオ語における2言語間の切り替え」及び、"Becoming Thai:Language and Identity amongst Khmer Speakers in Surin,Thailand" 「タイ人化:タイ国、スーリンのクメール語話者の言語とアイデンティティ」を執筆中である。
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