2000 Fiscal Year Annual Research Report
データマイニングのビジネスへの応用における効果的かつ効率的情報システムの研究
Project/Area Number |
12730085
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Research Institution | Osaka Sangyo University |
Principal Investigator |
羽室 行信 大阪産業大学, 経営学部, 助教授 (90268235)
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Keywords | 履歴ベース / XML / データマイニング / リレーショナルデータベース / データウェアハウス |
Research Abstract |
ビジネスにおけるデータマイニングをより効果的に実施するにあたっては、企業の履歴データを従来のリレーショナルデータベース(RDB)もしくはデータウエアハウスによって蓄積するのではなく、XMLに基づいたより詳細なデータ構造によって蓄積することが重要となり、その理論的枠組みの構築およびソフトウェア技術(履歴ベースシステム)の実装を本研究の目的としている。 今年度は、その元になるデータを実企業から提供してもらった。しかしながら、そのデータは従来のテーブル構造に基づいたもので、そのデータをXMLに変換する必要があった。収支報告における謝金は、その変換業務で使用した。 さらに、そのXMLデータ構造を処理するソフトウェアとして、ビジネスで必要となる処理に特化してUNIXコマンドとして実装をおこなった。設備備品費や消耗品費は、これらの開発活動の中で消費された。 2000年の夏に、米国の共同研究者である南カリフォルニア大学のIp教授を訪問し、RDBに基づいたデータウェアハウスの構築を完了した。さらに、我々のシステムを用いてデータマイニングを共同で実施し、マイニングの成果とともに基礎システムとして履歴ベースシステムの有効性を検証することができた。外国旅費は、この一連の活動のために用いた。 反省点として、今年度の計画ではRDBと履歴ベースシステムの理論的比較を目標の一つとしていたが、履歴ベースの開発に時間をとられ、実施に至っておらず、来年度の課題として早急に取り組みたい。 研究成果は、履歴ベースシステムに関しては『発見科学とデータマイニング』において、さらに部分的ではあるがACIS学会において発表を行った。また、履歴ベースに基づいたデータマイニングの成果に関してはACISおよびDS2000において発表を行った。さらに、ソフトウェア技術に関しては、全ての実装が終了し次第、ホームページ上に公開する予定である。(800文字)
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 羽室行信: "顧客の購買履歴からのデータマイニング(第4節)"発見科学とデータマイニング. 176-178 (2000)
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[Publications] Y.Hamuro: "Discovering Interpretable Rules that Explain Customers' Brand Choice Behavior"Proceedings of Third International Conference DS 2000. 263-267 (2000)