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2000 Fiscal Year Annual Research Report

γチューブリン複合体の構成と細胞内局在

Research Project

Project/Area Number 12740456
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

紅 朋浩  名古屋大学, 医学部, 助手 (00222513)

Keywords微小管形成中心 / 微小管 / チューブリン / 細胞構造 / 核局在 / 細胞核 / 細胞骨格 / 酵母
Research Abstract

出芽酵母γチューブリンの特徴を明らかにする目的で、新たにいくつかの出芽酵母γチューブリン遺伝子の塩基配列を調べた。当初計画したlssatchenkia orientalis (Candida krusei)の全長の配列以外に、C.guilliermondiiなど5種の酵母γチューブリンのほぼ全長の配列を明らかにした。推定アミノ酸配列の比較から、出芽酵母γチューブリンの特徴がいくつか明かとなった。チューブリンのマイナス端表面に相当する領域に酵母特有の特徴が集中しており、特にチューブリン間の縦方向の会合に重要なGxxNxDというアミノ酸配列が出芽酵母では保存しておらず(一般的なγチューブリンでは保存)、代わりに出芽酵母間ではSYMYSSという保存をしていることが分かった。α、βチューブリンのマイナス端側表面は向き合うチューブリンのGTPに面し、会合の調節に関わる重要な部分である。このことから他のタンパクとの相互作用が推定される領域であり、GTP結合タンパクとの結び付きも予想される。γチューブリンの機能調節を知る上で注目すべき領域であるが、どのような役割を担っているのかは全く分かっていない。さらに酵母特有の特徴を解析することで、その理解の一助となることが期待される。一方、γチューブリン部分領域の発現とその細胞内局在解析では、細胞核への局在に関わる領域が絞り込まれた。面白いことに、その絞り込まれた領域には上に述べた酵母に特徴的な保存領域が含まれる。これらの因果関係はまだわからないが、細胞内局在の解析がこの領域の役割を知ることに役立つ可能性がある。他方、酵母2hybrid systemを用いた解析では、出芽酵母γチューブリンと相互作用する新規の酵母遺伝子が一つ特定された。この遺伝子産物は酵母γチューブリンのN末領域と相互作用する。この遺伝子産物の意義について現在解析を進めている。

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Shimizu,Y. et al.: "NBP1 (Napl binding protein 1), an essential gene for"GENE. 246. 395-404 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-02   Modified: 2012-11-16  

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