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2000 Fiscal Year Annual Research Report

蛇毒遺伝子における発現調節機構の進化

Research Project

Project/Area Number 12740474
Research InstitutionSophia University

Principal Investigator

藤見 峰彦  上智大学, 理工学部, 助手 (80322452)

Keywords遺伝子 / 進化 / 転写因子 / 遺伝子発現 / 調節領域
Research Abstract

平成12年度の研究計画であったエラブウミヘビ由来毒遺伝子の遺伝子上流域のクローニングと塩基配列の決定に関しては、ほぼ計画どおり進行した。短鎖神経毒遺伝子(Etx)に関しては2つのアイソフォームにつきそれぞれ2 clone、計4 cloneについて各々上流域4kbpをクローニングし塩基配列を決定した。PLA2IAでは3アイソフォーム4 cloneについて各々上流域3kbpをクローニングし、塩基配列を決定した。PLA2IBでは1 cloneについて上流域3kbpをクローニングし塩基配列を決定した。それぞれの上流域の塩基配列を比較したところ、進化起源が同じであるが発現組織が異なると思われるPLA2IAとPLA2IBでは塩基配列は広範囲にわたり保存されているものの、一部挿入配列と思われる配列が確認された。PLA2IAとPLA2IBが進化起源を同じくし、またタンパク質コード領域では高度に保存されていながら発現組織を異にしていることに関して、この挿入配列が機能的な意味を持つか否かの検証は次年度の課題である。Etxに関してはアイソフォーム間で約4kbpについては塩基配列は高度に保存されていた。進化起源の異なるPLA2遺伝子とEtx遺伝子の上流域を比較したところ、塩基配列には有意な相同性はみられなかった。しかしながらデーターベースによりPLA2遺伝子上流域とEtx遺伝子上流域の転写因子結合モチーフの検索を行ったところ、同じ転写因子の結合モチーフが集中する領域が、転写開始点からの距離を同じくして存在する個所が見出された。今年度の課題であるin vivo転写assayのための発現ベクターの構築として、このモチーフを含むものと含まないものを各遺伝子について作製した。次年度はこれらを用いてin vivoでの転写assayを行う予定である。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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