2001 Fiscal Year Annual Research Report
中心市街地のためのタウンマネージメント・市民参加・デザインマネージメントの研究
Project/Area Number |
12750542
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
宮脇 勝 千葉大学, 工学部・都市環境システム学科, 助教授 (30280845)
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Keywords | 中心市街地活性化 / 景観 / 木更津市 / 千葉市 / トレント市 / ヴェネツィア市 / パリ市 / ロンドン市 |
Research Abstract |
平成13年度は、平成12年度の活動を継続し、下記のようないくつかの企画を試験的に行った。 1)平成13年度10月6日〜8日千葉市において、中心市街地活性化のため、景観市民フォーラムを開催し、その運営支援を行った。景観ウォッチング、パラソルギャラリー等、賑わいのある都心景観づくりのための社会実験を行った。 2)平成13年10月〜11月において、木更津市の中心市街地衰退の原因究明調査、市民アンケート、広域市民ヒヤリング調査を実施した。 3)平成13年11月24日木更津市において、行政、市民向けに調査結果の発表会を実施した。 こうした活動を経て、木更津市広域交流委員会、木更津市広域交流市民の会の調査活動の具体的活動の企画立案につなげるかたちで、調査結果を地域での活用に役立てた。 一方、海外の中心市街地調査として、イタリア北部地方中心都市トレント市の歴史的中心市街地の町並み整備条例の調査、ヴェネツィア市歴史的中心市街地および周辺自然環境の複合的保全のための施策調査、ベルギーのブリュッセル市中心市街地における建築物の再利用調査、フランスのパリ市における都心マンションの改修事例調査、イギリスのロンドン市テームズ川沿いの再開発調査を行った。調査方法は、現地調査の他に、市が発行する資料、市へのヒヤリング、再開発を担当した建築家へのヒヤリングをできるだけ加えている。 こうした調査結果は、各種の報告書、雑誌、本等において準備発表するために、まとめの作業を行っているところである。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 宮脇 勝, 他3名: "中心市街地の賑わい創出を目的とした公共空間利用実験"日本都市計画学会論文集. 36号. 793-798 (2001)
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[Publications] 宮脇 勝, 他3名: "都市は「ストック・アンド・リニューアル」の時代"City & Life. 62号. 2-10 (2001)
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[Publications] 宮脇 勝, 他2名: "都市公園のオープンカフェ利用に関する研究-千葉市「都市景観市民フォーラム」での実践的試みを通じて-"日本建築学会大会学術講演梗概集. 9-10 (2001)