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2000 Fiscal Year Annual Research Report

3倍体ニワトリを用いた動物の大きさを決める因子の探索

Research Project

Project/Area Number 12760195
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

加納 聖  岩手大学, 農学部, 助手 (40312516)

Keywordsニワトリ / 大きさ / 3倍体
Research Abstract

動物には、種固有の大きさがあるが、それはどのような仕組みで決まっているのであろうか。例えば5倍体イモリにおいては、細胞の大きさは1倍体の5倍の大きさであり、全体の細胞数は5分の1になり結果的に体全体や組織の大きさは変わらない。このことから、体の大きさを制御するための細胞分裂調節機構があり、単に細胞数や分裂回数を数えているのではなく、何らかの方法で実際に大きさを調整する因子が存在すると考えられている。この体の大きさを調節していると考えられる因子の探索の糸口として本研究では、異数体ニワトリに注目した。異数体ニワトリは、コルセミドを投与することによって、卵子の減数分裂に異常を起こし、2倍体卵子が精子と受精することによって3倍体の個体が作出されるものである。この3倍体ニワトリ個体の外見上の大きさは、他の異数体動物と同様に2倍体個体と変わらない。現在、ニワトリにコルセミドを投与し、3倍体ニワトリの作出を行っている。また、3倍体ニワトリは間性となることが多いので、その生殖巣についての研究が比較的よく行われている。われわれはその予備実験として、TGF-βシグナル伝達を中心としたゴールデンハムスター精巣の機能・大きさの変化の機構解明を中心に研究を行った。まず細胞増殖の制御、動物の体の大きさに対し重要な役割を持つと考えられるTGF-βスーパーファミリーの新規シグナル伝達因子であるSmadのクローニングを行った。特に、このSmadは線虫において、その体全体の大きさを決定する遺伝子の一つである。また、Smadファミリーは近年細胞増殖、がん、発生などの分野において非常に注目されている因子である。また、ゴールデンハムスター精巣において日照条件の変化に伴うこのSmadファミリーの発現変化についての解析を行った。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Kiyoshi Kano: "Effect of short Photoperiod on the Expression of Smad 2 and Smad 3 mRNA in Syrian Hamster Testis."Journal of Veterinary Medical Science. 63. 25-30 (2001)

  • [Publications] Kiyoshi Kano: "Glycoconjugate Expression in Rat Taste Buds"Journal of Veterinary Medical Science. (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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