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2001 Fiscal Year Annual Research Report

VEGF、アンジオポエチンによる移植膵ラ島の血管新生modulation

Research Project

Project/Area Number 12770649
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

山内 淳一郎  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (60291259)

Keywordsラ島移植 / VEGF / アンジオポエチン / アデノウイルスベクター / 血管新生
Research Abstract

[背景]膵島移植には移植効率の悪さ、インスリン離脱率の低さなどの問題がある。移植を妨げる要因として、拒絶反応、移植直後の虚血、低酸素状態、アポトーシスとネクローシスの誘導が挙げられ、移植ラ島の生着率を向上するためには拒絶反応の抑制、および移植早期からの血管新生が必要である。近年、移植ラ島の血管新生に対するVEGF- Flt1- Flk1の関与が明らかになってきた。
[目的]移植ラ島に血管新生因子(VEGF、アンジオポエチン)を遺伝子導入し、血管新生を促進することにより生着率の向上と血糖改善を目指す。
[方法]1)6-8w相当のlCRmiceおよび200-250gのSDratsより静置法にてラ島分離する。
2)分離ラ島のviabilityの測定をトリバンプルーとインスリン産生量の測定をELISAで行う。3)Adenovirus vector(以後Adv)でGFP遺伝子をラ島に導入し、発現の程度を蛍光顕微鏡で観察する。Adv感染ラ島のviabilityをインスリン産生量で測定する。4)分離ラ島にAdvを用いてVEGF、アンジオポエチンの遺伝子を導入する。5)Skinfold chamberにラ島を移植し、血管新生の解析を行う。
[結果]1)150-200個/mouse、200-300個/ratのラ島が分離し、トリバンブルーでViabilityをみた。分離後48hで90%以上の生存をみたが120hで80%以上が死滅した。2)2.8mMグルコース下での分離ラ島のインスリン産生量はAdv感染群で5.40pg/h/islet、非感染群で5.77pg/h/isletと差が見られなかった。3)Advを用いてGFP遺伝子を導入し蛍光顕微鏡でその発現を30MOlまで確認した。4)Skinfold chamberに移植後6日目に新生血管が、14日目に血管網が形成された。VEGF導入ラ島では血管新生の形成がコントロールに比較し早期より認められた。
[まとめ]分離ラ島にex vivoでAdvを用いて遺伝子導入することが可能であった。Adv遺伝子導入による、ラ島のviabilityrへの影響は認められなかった。Adv vectorでVEGF遺伝子を導入し、ラ島のviabilityを損なわず導入し、早期の生者を誘導できる可能性が示唆された。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] Ding L., Sunamura M., Yamauchi J: "In vivo evaluation of the early events associated with liver metastasis of circulating cancer cells"J Hep Bil Pancreat Surg. 85・8. 431-438 (2001)

  • [Publications] 砂村眞琴, 山内淳一郎: "膵ラ島再生と移植への応用"外科. 63・3. 286-290 (2001)

  • [Publications] Yamauchi J: "Cytokine modulation in acute pancreatitis"J Hepatobiliary Pancreat Surg. 8・6. 195-203 (2001)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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