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2000 Fiscal Year Annual Research Report

悪性腫瘍転移または周囲リンパ節を用いた抗腫瘍活性化リンパ球誘導の基礎研究

Research Project

Project/Area Number 12770705
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

谷川 啓司  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50246568)

Keywords転移リンパ節 / Tリンパ球 / 樹状細胞 / Interleukin 2
Research Abstract

(1)癌転移リンパ節の刺激増殖方法の確立
外科手術時(胃癌、大腸癌、食道癌)に主病巣付近の腫大リンパ節を郭清した場合に、これを手術室にて無菌的に採取し、手術用鋏にて半切しHBSSを入れた滅菌シャーレに保存した。これを研究室に輸送し、ここでクリーンベンチ内にてさらに半切リンパ節を18G注射針にてさらに細かくし、これをナイロンメッシュを通すことにより腫瘍反応リンパ節の単細胞溶液を作成した。
(2)リンパ節細胞の表面抗原の解析
上の方法にてえられたリンパ節細胞の表面抗原をFACSにて測定した。解析した表面抗原はCD3,CD4,CD8,CD19,CD45,CD54,CD80,CD83,CD86,HLA-ABC,HLA-DR等の抗原に対するモノクローナル抗体を使用し、主にリンパ節中のT細胞での分類、さらには抗原提示細胞である樹状細胞の割合、その成熟度等を検討した。リンパ節中のTリンパ球中は、CD4は約55%、CD8は30%程度であり、樹状細胞と思われる細胞は5%以下であった。
(3)リンパ節の刺激増殖方法
得られたリンパ節細胞は抗CD3抗体と低濃度のIL-2を用いて刺激増殖させた。24wellプレートを用いてヒト抗CD3抗体(1mg/ml)の1000倍希釈液を0.5ccづつ各wellにいれ、冷蔵庫内で一晩静置した。これをPBSにて2回洗浄したものにリンパ節細胞液を2x10^6/mlにして48時間培養し、その後、細胞を回収した後に2x10^5/mlとなるように培地で希釈し、IL-2を60IU/mlとなるようにIL-2を加え、約5日間培養したところ、90%以上CD8陽性で約10倍に増殖したTリンパ球として得られた。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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