2000 Fiscal Year Annual Research Report
骨形成蛋白による筋弁内の異所性誘導骨における血管系の実験的研究
Project/Area Number |
12771076
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
秋岡 二郎 関西医科大学, 医学部, 助手 (20288799)
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Keywords | 骨形成蛋白(BMP) / 異所性骨誘導 / 血管 / 骨新生 / 骨髄 / 血管造影 |
Research Abstract |
骨形成蛋白(BMP)は、異所性に骨を誘導でき、骨再建に期待されている。 今年度は、ラット下腿筋肉内と背部広背筋筋弁内に、recombinant human BMP-2とcollagenを担体として埋入し、埋入3,7,14、21日後に、血管造影による放射線学的、かつ、切り出した組織は組織学的(HE染色)に検討を行った。 埋入7日後までは、血管陰影の著しい増加や集積は見られなかった。埋入14日後には明らかな骨陰影と骨陰影に集まる血管陰影を認めた。さらに埋入21日ではその所見は強調された。これらは下腿筋肉内と広背筋筋弁内の両者に認められたが、やや筋肉内が早期に血管完成が生じた。 一方、組織学的には、埋入5日後で、血管が埋入インプラントに認められ出し、7日、14日と増加が見られた。同時に、組織学的にも血管内に造影剤が認められ、結果により骨、骨髄が栄養されていることが示唆された。これによりBMPを応用することで、筋弁が主軸状(Axial pattern)の骨付き筋弁として応用されることを示している。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Kusumoto K,Bessho K,Fujimura K,Akioka J,Okubo Y,Ogawa Y,Iizuka T: "The effect of blood supply in a muscle and an elevated muscle flap on an endogenous tissue engineered bone by rhBMP-2 in the rat"Ann Plast Surg. 45. 408-414 (2000)