2000 Fiscal Year Annual Research Report
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12771213
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| Research Institution | Fukuoka Dental College |
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Principal Investigator |
久野 隆 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (40312160)
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| Keywords | 熱膨張係数 / 接着耐久性 / 接着強さ / 補綴物 |
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| Research Abstract |
一般に義歯は、金属、アクリリックレジン、硬質レジンあるいは陶材などが組み合わされ、異種材料の複合体として作成される。これらの材料は熱膨張係数が各々異なっているため、温度変化の激しい口腔内ではこの差が主な原因で材料間に繰り返し応力が生じ、ついには義歯の疲労や破損に至る場合があると考えられる。鼓の現象の解明と防止は臨床上極めて重要である。
本研究の目的は、義歯を構成する材料単体あるいはその複合体の温度変化による劣化の挙動を把握し、熱膨張係数差に起因する義歯の疲労や破損を接着技法の応用と構造的な改良によって、防止するための具体的指針を得ることである。
熱分析システムSSC(セイコー電子)を用いて、各材料単体のロッド状試料で熱膨張係数を現在測定中である。また金属とレジンを張り合わせた試料で熱による反りの測定も並行して行っている。
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