2000 Fiscal Year Annual Research Report
人間ドック受診者の免疫学的・血液学的検査による歯周疾患リスク度試験の検討
Project/Area Number |
12771315
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
犬飼 順子 愛知学院大学, 歯学部・口腔衛生学講座, 助手 (40319190)
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Keywords | 歯周疾患 / 好中球殺菌能 / 好中球貪食能 / T細胞 / B細胞百分率 / 血液検査 |
Research Abstract |
某健診機関の職員のうち、25歳以上の定期健診および人間ドック受診対象者で、本研究に同意が得られた者、男性48名女性35名について、定期健診および人間ドック受診の際に上腕より末梢血を3mlを採取した。採取した末梢血は直ちに、検査機関に輸送し、好中球機能検査として、好中球殺菌能および好中球貪食能、T細胞/B細胞百分率の検査を依頼した。対象者は血液を採取した当日に、一般的な歯科健診項目に加え、欠損歯数、CPI、アタッチメントロススコア、パノラマX線写真によるDunning & Leachによる歯槽骨スコアの項目について歯科健診を行った。検査・健診結果は、平均年齢男性38.5歳、女性34.85歳であった。平均欠損歯数男性1.04本±2.09,女性1.23本±2.98であった。CPIの最高値が0を示した者男性0%、女性0%、1を示した者男性0%、女性2.9%、2を示した者男性22.9%、女性25.7%、3を示した者男性52.1%、女性54.3%、4を示したもの男性25.0%、女性17.1%であった。アタッチメントロススコアの最高値が0を示した者男性56.3%、女性62.9%、1を示した者29.2%、女性25.7%、2を示した者男性12.5%、女性5.7%、3を示した者男性2.1%、女性2.7%、4を示した者男性0%、女性2.7%であった。歯槽骨スコアの最高値0を示した者男性35.4%、女性45.7%、1を示した者男性29.2%、女性34.3%、2を示した者男性22.9%、女性8.6%、3を示した者男性6.3%、女性5.7%、4を示した者男性4.2%、女性2.9%、5を示した者男性2.1%、女性2.9%であった。好中球殺菌能は男性97.18%±2.76、女性97.5%±1.77、好中球貪食能は男性78.22%±4.95、女性78.1%±7.69、T細胞/B細胞百分率は男性6.80±3.06、女性7.54±2.75であった。
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