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2000 Fiscal Year Annual Research Report

乳癌の疑いを抱いて受診する患者への看護インターベンション

Research Project

Project/Area Number 12771538
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

猪又 克子  北里大学, 看護学部, 講師 (20207723)

Keywords乳癌 / 病気体験 / 外来看護 / 看護インターベンション
Research Abstract

本研究の目的は、乳癌の疑いを抱いて受診した患者に、看護者としての研究者がパートナーとして存在することで、その病気体験の過程にどのような変化が現れるかを探求することである。
まず、乳癌の疑いを抱いて外来を受診した初診の患者の問診票記載時と診察時に看護者として同席した。乳癌の症状の有無に関わらず、患者も家族も共に不安な思いで受診していること、そして看護者の援助を必要としていることを実感した。これらの患者に対し、本研究への参加依頼書をもとに説明を行い、研究への参加の承諾が得られた患者は3名であった。1名は、外来手術の前後で外来受診時に3回の面接を実施した。他の2名は、外来受診時と手術目的での入院中に合わせて2〜3回の面接を実施した。参加者3名とも、面接を通して今後の方向性がつかめたと解釈できたため、計画通り2〜3回で面接を終了した。
参加者からは、外来受診の時に研究者から声をかけられて安心したことや安定した気持ちで手術に臨むことができたという感想が得られた。さらに、自己を見つめるよい機会になり、研究に参加してよかったという感想も得ている。この3例については、現在、詳細な分析を行っている。
研究参加の承諾が得られなかった患者からも、今後の治療について等の様々な相談を受ける機会が非常に多かった。今年度の研究活動を通して、乳癌の疑いを抱いて外来を受診した初診の患者は、病気についての知識や治療方法に関してなどの情報を看護者に求めていることを強く実感した。以上より、外来を受診している患者は、今以上の看護援助を必要としており、この点も考慮して引き続き研究を継続し、参加者を増やしていきたいと考える。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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