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2000 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者の環境適応能力向上のための身体的トレーニングに関する研究

Research Project

Project/Area Number 12780030
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

前田 享史  福島県立医科大学, 医学部・衛生学講座, 助手 (90301407)

Keywords体温調節 / 交叉適応 / 寒冷環境 / 高齢者 / 環境適応能 / 身体的トレーニング
Research Abstract

本年度は,以下の通り,身体的トレーニングの前後で寒冷負荷実験および身体的運動能力の測定を行った.
1.寒冷負荷実験(1)若年男性8名(平均年齢21.4歳)を対象とした.対象である被験者の生活・運動習慣についての調査を行った後,平成12年12月から平成13年1月にかけて,室温・相対湿度(約50%)を制御した人工気象室において,実験を行った.約28℃に設定した実験室(前室)にて60分間の椅座位安静後,各温度(10,15,28℃)に制御した実験室(本室)へ入室し,半仰臥位安静で90分間の寒冷暴露を行った.測定項目は,生理指標として皮膚温(額部,胸部,腹部,上腕部,手背部,大腿部,下腿部,足背部),深部体温(直腸温),血圧,心電図,血流量,代謝量の測定を連続的に行い,心理指標は快適感覚,温度感覚などの項目について主観申告により断続的に行った.
2.運動能力の測定自転車エルゴメーターおよび呼気ガス分析機を用い,被験者の体力測定(最大酸素摂取量,無酸素誠作業閾値)を行った.1分間に10ワットづつ負荷を上昇する漸増負荷運動時の呼気ガス分析をブレス・バイ・ブレスで行い,オールアウト時の酸素摂取量を測定し,これを最大酸素摂取量とした.
3.身体的トレーニング最大酸素摂取量の60〜70%強度に相当する運動を一日30分以上,週に3日以上行い,これを8週間継続した.
4.寒冷負荷実験(2)現在(平成13年3月),身体的トレーニング後の運動能力テストを行い,持久的運動能力が向上したことを確認した後,再び寒冷負荷実験を実施している.
寒冷負荷時の循環系,自律神経系の反応について連続的に分析し,その結果についてトレーニング前後の比較を行うことにより,環境適応能についての観点から,寒冷時のクロスアダプテーションについての検討行う.また,高齢者の体温調節能を改善させ得る要因について検討を行う予定である.

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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