2000 Fiscal Year Annual Research Report
逐語記録にもとづく質的な授業分析への量的手法の統合に関する研究
Project/Area Number |
12780122
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
柴田 好章 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (70293272)
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Keywords | 授業分析 / 授業研究 / 逐語記録 / 研究手法 / 量的手法 / 質的手法 / 開発研究 / 教育工学 |
Research Abstract |
本研究では,量的手法と質的手法を統合した授業分析の方法に関して,以下の3点を目的としている. (1)子どもの思考や問題解決の特徴を質的に分析するための支援となる量的分析手法の開発. (2)量的手法を中心とする定式的な分析手法による知見の共有・蓄積の可能性の検討. (3)授業逐語記録と,授業の他の記録(観察記録・映像記録・子どもの作文や作品),および量的分析結果等を統合的かつ質的に検討できる授業分析支援システムの構築. 本年度は2年計画の第1年次にあたり,以下のとおり研究を進めた. (1)授業の観察と記録・・・上越地域の小学校6校において,話し合い活動や,調べ学習・発表学習を含む授業を,観察し,記録した. (2)授業分析手法の開発・・・・これまでに開発した手法を見直し,子どもの思考や問題解決の特徴を質的に分析するための支援となる量的分析手法の開発に着手した. 今後,手法の開発を進めるとともに,授業分析知見の共有・蓄積の可能性の検討し,授業分析支援システムの構築にむけて,研究を推進する計画である,
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