2000 Fiscal Year Annual Research Report
障害児用CAIのためのオブジェクト指向ユーザインタフェースの実用化に関する研究
Project/Area Number |
12780136
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Research Institution | Fukuoka Institute of Technology |
Principal Investigator |
柴田 望洋 福岡工業大学, 情報工学部, 助教授 (80222032)
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Keywords | CAI / 運動機能障害 / ユーザインタフェース / オブジェクト指向 / アクセシビリティ / 障害児教育 |
Research Abstract |
教育の現場においてCAIが利用されることが多くなっているが、近年流行しているグラフィカルユーザインタフェース=GUI環境は、障害児にとって、操作性等の点で敷居が高くなりがちである。また、教育の現場においては、教師が特定の児童生徒を対象にして専用のCAIを作成することが多いが、開発コスト、汎用性等の点で多くの問題がある。 そこで、学習者の障害の種類や程度だけでなく、現在の学習局面に求められている入出力情報などに応じてダイナミックにユーザインタフェース部分を変化することによって、学習者にとって、使いやすい"やさしい"インタフェースを提供する『オブジェクト指向ユーザインタフェース』の実用化のための研究を行った。 本年度は、操作性の差異を吸収しやすいことから、主に肢体不自由児を対象として、1ないし5個のスイッチによって、1行1列方式、ブロック選択方式、任意選択方式などに対応したインタフェースの自動生成を行った。 さらに、学習者の誤操作に対応するためのキーリピート機能の無効化機能、学習者の体調不良時に、カーソルが自動走査する時間間隔を自動設定する機能の追加などを行い、アクセシビリティの向上を図った。
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Research Products
(1 results)