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2000 Fiscal Year Annual Research Report

補間曲面とフラクタルを融合した統一的な形状モデリング手法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12780182
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

藤本 忠博  岩手大学, 工学部, 助手 (00312512)

Keywordsコンピュータグラフィックス(CG) / 形状モデル / 補間曲面 / フラクタル / wrinkly曲面(WR曲面) / 反復交差変換(IST) / 反復関数系(IFS) / 制御メッシュ
Research Abstract

申請者はこれまで,ニンピュータグラフィックス(CG)における形状モデリングの負荷を軽減し,複雑な形状を容易に生成する方法として,人工物の作成によく利用される補間曲面と自然物の表現に用いられるフラクタルとを融合したwrinkly曲面(WR曲面)と呼ぶ曲面形式を提案してきた.本研究では,このWR曲面の表現能力を高め,より有用なものとすることを目的とする.主として,[1]不規則メッシュ上のWR曲面の改良,[2]任意のN辺形-WR曲面の提案,の2点に焦点を当てる.
本年度は,上記の[1]を実施し,これまでに提案済みの不規則メッシュ上にWR曲面を生成する手法に対し,その問題点を明らかとし,実用性を高めるための改良を行なった.既提案の手法の大きな問題点として,WR曲面の表現形式の複雑さが挙げられた.この主な原因は,WR曲面を定義する反復交差変換(Iterated Shuffle Transformation : IST)が手続き的な方法で定義されていたことであった.そのため,(1)プログラムが煩雑となる,(2)実行時の計算時間がかかる,(3)曲面形状の多様化が困難である,といった問題が生じていた.そこで,この反復交差変換を簡潔な数式表現によって定式化することで,その解決をはかった.具体的には,反復交差変換を符号空間上での写像として一般化し,符号空間上の符号を実座標空間上の実座標値へと変換することにより,WR曲面の定義を行なった.そして,ある条件を満たす任意の写像を導入することで,反復交差変換の変換パターン,ならびに,WR曲面のパターンを拡張した.この結果,(1)プログラムの簡易化,(2)実行の高速化,(3)曲面形状の多様化,が実現された.提案した改良手法を用いて,実際に,さまざまな形状モデルを作成することで,その有効性が確認された.

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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