2000 Fiscal Year Annual Research Report
複雑な3次元線状構造分類のための画像特微量に関する研究
Project/Area Number |
12780260
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
目加田 慶人 宇都宮大学, 工学部, 助手 (00282377)
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Keywords | 線図形解析 / 医用画像処理 / 分岐 / 肺 / 3次元画像処理 |
Research Abstract |
「複雑な3次元線状構造分類のための画像特徴量」に関する基礎的な検討のために,木構造をもつ線図形として,肺血管を取り上げそれの解析を進めた. 近年,X線CT装置の発達により,人体内部の構造を精細に表す3次元画像が容易に得られるようになった.これに伴い,膨大な量にのぼるこれら3次元画像の診断を,計算機で支援しようとする研究が活発化している.肺腫瘤の質的診断において,病変部とその周辺組織との関連を明確にすることが重要とされている.肺野末梢に生じた悪性腫瘍(特に腺がん)においては,腫瘍の成長によって腫瘍付近の血管・気管支などの組織が腫瘍に引き込まれる「集束」と呼ばれる現象が多く見られる.局所的にこの集束を定量化する試みは今までにも存在しているが,集束が存在しない症例の正常血管を集束性血管と判定する恐れがあった. 本研究では胸部X線CT像より,肺野内組織の3次元線状図形に対し,解剖学的知識を用いて肺野内の気管支・肺静脈・肺動脈の分類を行い,これらの構造情報と病変部との関連を評価した.具体的には,主血管の走行方向と気管支分岐部の分布,および,それらと腫瘤の位置関係をはかった.その結果,悪性腫瘤にみられる集束の有無によって,肺血管の構造情報に差異がみられた
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Research Products
(1 results)