2001 Fiscal Year Annual Research Report
研究資源の供給と研究成果との関係についての調査研究
Project/Area Number |
12800006
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
山本 真一 筑波大学, 教育学系(大学研究センター), 教授 (10220469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 久敏 筑波大学, 社会工学系, 教授 (10108219)
小林 信一 筑波大学, 社会工学系(大学研究センター), 助教授 (90186742)
岩澤 康裕 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40018015)
加藤 毅 筑波大学, 社会工学系(大学研究センター), 講師 (10233800)
大野 弘幸 東京農工大学, 工学部, 教授 (00176968)
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Keywords | 学術政策 / イノベーション・システム / 学術のグローバル化 / 学際研究 |
Research Abstract |
3年計画の2年日にあたる本年は、前年度より積み重ねてきた議論を受けて、アンケート調査「学術研究活動のポーダレス化と資金供給システムに関する実態調査」を実施した。現在、実査と並行して分析の枠組みついて議論を重ねているところであり、ここでは、今年度に実施した研究の成果として調査の設計枠組みについて報告する。 調査票は、1.回答者の基本的属性(過去のキャリアと現在の活動)、2.共同研究のタイプや研究のスタイル、3.現在の学術研究環境(実態及び希望)、4.ポスドクおよび大学院生について、5.研究成果について、6.将来のキャリアについて、7.学術政策のあり方について、8.考え方や希望について(自由記述を含む)、の8項目からなっている。 研究会での議論等を通じて、これからの学術研究の在り方を考えるにあたり鍵となる概念として、1.研究活動のグローバル化、2.研究資源の国際競争力、3.イノベーション・システムの中の学術研究、4.学術研究の学際的展開、という4つが浮かび上がってきた。学術研究活動の分野でどれくらい国際化が進展していて、そのなかで日本の学術研究基盤はどの程度の国際競争力を持っているのか、その産業化可能性を論拠とする学術研究関連予算の増加はどの程度成果を挙げているのか、新たなブレイクスルーが期待される学際的研究はどの程度行われているのか。この4点が、上記の8項目をつらぬく調査の視点となる。
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