2001 Fiscal Year Annual Research Report
発育発達及び社会生活的側面から見た青少年の体力低下要因に関する分析的研究
Project/Area Number |
12800014
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小林 寛道 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60023628)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加賀谷 淳子 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (80083096)
大澤 清二 大妻女子大学, 人間生活学研究所, 教授 (50114046)
青木 純一郎 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (40053087)
西嶋 尚彦 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (50202239)
國土 将平 鳥取大学, 教育地域科学部, 助教授 (10241803)
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Keywords | 青少年の体力 / 体力低下 / ライフスタイル / 生活態度 / 意欲 / 身体活動量 / トレーニング効果 / 授業の運動強度 |
Research Abstract |
「児童生徒の体力・運動能力とライフスタイル・態度・意欲の調査」に関する調査票を小学校低・中学年用(26項目)及び小学校高学年〜高校生用(31項目)の2種類作成し、この質問調査票と「新体力テスト」を同時実施することを条件に全国9ブロックの対象校に配布し、10,517名からの調査・測定結果を得た。調査結果を新体力テストの測定結果との関連から分析中である。 玉川学園の小中高校生1,518名を対象に、質問調査と新体力テストを実施し、エアロビックダンス授業の効果を体力科学的に捉えるため、ライフコーダによる10日間の身体活動量調査、ハートレートモニターによる運動時心拍水準の測定、超音波法による皮下脂肪厚、動脈血管径、心重量、'動体視力、反応時問を測定した。筑波大学附属小中高校生1,800名及び附属駒場中高校生840名を対象に、質問調査、新体力テストを実施し、600名について身体活動量(ライフコーダ)、400名について縦断的な体力科学的測定を継続実施した。三重大学教育学部附属小学校1〜6年生、666名を対象に質問調査、新体力テストを実施し、マラソントレーニング(7分間走)の効果を40名について1週間の身体活動量(ライフコーダ)から測定した。青森県三戸郡新郷中学校生徒1〜2年男女47名を対象に、総合的な学習の時間に取り上げられたスキートレーニングの効果をトレーニング前後の体力科学的測定から捉えた。測定項目には、3分間ペース走による血中乳酸濃度を含めた。アメリカおよびヨーロッパの青少年の体力の現状とその方策に関する調査を行うため、小林と國土がリューベン(ベルギー)とサンディエゴ(米国)に出かけ、欧米においても青少年の体力低下が進行しつつある状況を捉えた。
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