2001 Fiscal Year Annual Research Report
認識構造理論による「アイロニー関連語彙」の関係解明とその日・英・中・韓国語比較
Project/Area Number |
12871062
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
河上 誓作 大阪大学, 文学研究科, 教授 (20038467)
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Keywords | 外観 / 実態 / アイロニー / 偽善型 / 偽悪型 / 皮肉 / 世辞 / 謙遜 |
Research Abstract |
平成12年度の成果としては、学位論文(河上1979)以後に発表した河上(1986、1993a、1993b、1998、1999a、1999b)を中心に、これまでの研究成果を総点検し、アイロニーの統合理論としての精密化をはかった。特に言語のみならず、小説・演劇・絵画・音楽・社会現象などのアイロニーの現象を説明できる統合的理論の完成度を高めることができた。平成12年度は、とくに日本語と英語のアイロニー表現・アイロニー関係事象の収集と分類・分析、およびアイロニー関連語彙の詳細な研究を実施し、これまでの理論を実証することができた。平成13年度は、新たに中国語と韓国語の調査が加わり、インフォーマントを活用して、日本と英語に関して行なった同じ調査と行ない、資料収集と分析を実施した。12.13年度の研究により日・中・英・韓国語間の「アイロニー関連語彙の構造」について、その普遍性と特異性の特徴づけが可能になってきた。
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