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2000 Fiscal Year Annual Research Report

ドメスティック・バイオレニスに対するシェルターに関する研究

Research Project

Project/Area Number 12875111
Research InstitutionKyoto Prefectural University

Principal Investigator

上野 勝代  京都府立大学, 人間環境学部, 教授 (90046508)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐々木 伸子  徳山工業高等専門学校, 助手 (90259937)
上掛 利博  京都府立大学, 福祉社会学部, 助教授 (30194963)
宮嶋 邦明  京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (80046507)
Keywordsシェルター / ドメスティック・バイオレンス / 母子生活支援施設 / 緊急一時保護 / 婦人保護施設
Research Abstract

本年度の調査として主要なものは、母子生活支援施設における緊急一時保護の実施状況ついて、全国調査を実施することができたことである。まづ、先進あるいは代表的な施設や関係者へのヒアリングとケーススタディを東京、京都、大阪、愛知県、松山市、山口県で実施した。その後、全国調査を郵送調査法によって行った。
また、関連分野での資料収集を目的とした研究集会参加や専門家との意見交換のために、東京、広島などに調査研修にでかけた。さらに、民間シェルターや婦人保護施設についてもケーススタディを実施した。
以上の調査の結果、現時点でまとまった形で、成果が明らかにできるものは、全国的な母子支援施設におけるドメスティック・バイオレンスに関する緊急一時保護の状況についてである。今回の全国調査の対象施設(291施設のなかで、有効回収数は201件)のなかで、母子室の空きの状態によって、緊急一時保護を実施している施設が、55%あった。しかし、緊急一時を受け入れることを積極的にとらえているところは必ずしも多くなく、他の入居者や職員への影響、建物の構造上などの点で困難な状況にあることがわかった。一方、現在検討されているDV法での公的シェルターとしての婦人相談所での空間は過密で、現在の実態ではとても安心して癒され、自立を考えられる空間の状況にはないこともわかってきた。
この春休み期間中、次年度とひきつづき、民間シェルターの調査をつづける予定であるが、来年の結論を導きだし・提案をはかるためには、先進している海外での調査にでかける必要があると改めて考えさせられた。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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